あらすじ
シリーズ累計
265万部突破!
芳醇にして繊細
香り立つ喫茶店ミステリー
連続する低評価レビューに
かけ替えられた文庫カバー、消失した猫……
その日、店で何が起きていたのか?
バリスタの切間美星と店員アオヤマの推理は!?
掌編「優しい人」も収録。
(あらすじ)
ファンだった大女優の死に、憂い顔を見せる珈琲店《タレーラン》のオーナー・藻川又次から、バリスタ兼店長である姪孫・切間美星と結婚する気があるなら二人に店を譲る、と持ちかけられたアオヤマ。一人悩む中、直近三ヶ月ほどで、レビューサイトに店の悪評が三件も書き込まれているのに気づく。いったい誰が、何の目的で? 美星とアオヤマはレビューに書かれた日のことを回想しはじめる……。
【著者について】
岡崎琢磨
1986年、福岡県生まれ。京都大学法学部卒業。第10回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』(宝島社)で2012年デビュー。同書は2013年、第1回京都本大賞に選ばれた。同シリーズの他、著書に『夏を取り戻す』(東京創元社)、『紅招館が血に染まるとき The last six days』(双葉社)、『鏡の国』(PHP研究所)、『HIPS 機械仕掛けの箱舟』(光文社)などがある。
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Posted by ブクログ
とても好きなシリーズなので、約3年半、本当に心待ちにしていた。「シリーズでもっともおとなしい話になった」と投稿されていましたが、日常的かつ刺激的なお話で、読む前の期待を超えて楽しめるシリーズ。相変わらず心地良いこの空間に癒されながら、あっという間に読み終えてしまうのが寂しい。また続きが読めるのを、のんびりと楽しみに待ちたい。
Posted by ブクログ
タレーランのオーナー・藻川から美星と結婚する気があるなら店を譲ると話を持ちかけられたアオヤマ。悩むアオヤマだったが、タレーランにネットの口コミで悪評が付いているのを発見。恋人同士となった美星とアオヤマに、またしても謎が絡んできて…
ついに結婚かと思ったけど、アオヤマらしい結論で納得でした。
悪評レビューに関しても、何だか後味の悪い展開でモヤりました。それでも前へ進もうとする姿にやっと救われた気がしました。
Posted by ブクログ
SNSの悪質レビュー犯人捜しから始まる事件を解決する回。
それぞれのレビューにまつわる回想から小さい謎を解決していき、最後にそれらがひっくり返って片付く展開が気持ちよかった。結末としてはコーヒーのようにほろ苦い感じになったけど、なんだかんだ全員が前を向けるような展開で良かった。
Posted by ブクログ
【収録作品】
はじめに
序章 悪質レビュワーを退治せよ
第一章 カバーはいつかけ替えられたのか?
第二章 シャルルはいかにして脱走したのか?
第三章 生首はどこから現れたのか?
第四章 彼は本当にX氏なのか?
第五章 X氏はなぜタレーランを貶めたのか?
第六章 何が悪質レビュワーを狂わせたのか?
終章 二人の明日と対峙せよ
特典掌編/優しい人
連作風だが、一つの結論に収束する長編。
伝記があるので、読者には犯人も動機もすぐわかる。
珍しく美星の推理が空回りするが、真相に気づけというのは無理だろう。アオヤマ絡みと匂わせるのはさすがに食傷気味だと著者も自覚したらしく、今回は部外者の立ち位置なので、そこの読み心地は悪くない。