あらすじ
『チェイサーゲーム』史上最凶の敵が龍也たちを襲う!
プロデューサー更木(ざらき)の妨害によって、開発中のプロジェクトが遅延し、苦しむ龍也たち。一方、ゲームデザイナーの本田は更木が暗躍している事実を極秘につかむ。果たして、反撃の一手となるか!?
各業界のクリエイターから、「リアルすぎて胃が痛くなる!」と評されるほど波紋を呼ぶ本作。
単行本第6巻では、ゲームを開発する“デベロッパー”企業でクリエイターとして活動している主人公たちが、ゲームの販売元である“パブリッシャー”企業からやってきたプロデューサーに振り回される『プロデューサー編』がついに完結!
そのほか、今回のエピソードで活躍した登場人物にスポットライトをあてた外伝や原作者コラムも必読!
<著者について>
●松島 幸太朗:株式会社サイバーコネクトツー所属の漫画家/過去の主な作品『ショー☆バン(森高夕次 原作)』、『ストライプブルー(森高夕次 原作)』、『永遠の一手(伊藤智義 原作)』
●松山 洋:株式会社サイバーコネクトツー代表取締役/ゲームクリエイター/代表作『.hack』シリーズ、『NARUTO-ナルト- ナルティメット』シリーズ、『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』/著書『エンターテインメントという薬』、『熱狂する現場の作り方』
感情タグBEST3
友の情熱を重ね
『チェイサーゲーム(6)』は、ゲーム業界の苛烈な現実と情熱を描くお仕事マンガの第6巻。主人公・新堂龍也が、破綻寸前のプロジェクトを立て直し、若手・黒田の成長を見守りながら、クライアントの圧力やチーム内の衝突に立ち向かう。ゲーム創世記にプロデューサーとして活躍し若くして亡くなった友人を想い、業界のシビアさに胸が締め付けられる。過労、予算の制約、妥協なき開発の重圧がリアルに響く。松山洋のコラムは業界の裏側を掘り下げ、未経験者にも鮮烈な学びを。松島幸太朗の作画は、キャラの葛藤と現場の緊迫感を力強く表現。原作者の視点がやや強いとの声もあるが、ものづくりの情熱と仲間との絆は心を揺さぶる。友の情熱を重ね、シビアな業界で戦う姿に深い共感と敬意を覚える。ゲーム開発の厳しさと魅力を体感する一冊。