【感想・ネタバレ】処刑少女の生きる道(バージンロード)2 ―ホワイト・アウト―のレビュー

あらすじ

「この海の近くには、霧があるのよ」
古都ガルムをあとにしたメノウたちは、港町リベールへと辿りつく。
入り込んだが最後、戻ってきた者はいないと言われるリベールの霧。それは、かつて南方諸島連合を食らいつくした、四大人災『霧魔殿』だった。死んでも蘇るアカリを殺しきる手段を求めるメノウは、処刑人としての任務を完遂するため、その魔の霧を利用することを思いつく。
そんななか、メノウたちに接近するリベール伯の娘・マノン。“いなかった”はずの彼女の行動が、メノウたちの運命をアカリですら意図しない方向へと捻じ曲げはじめる――。
彼女が彼女を殺すための物語、急変の第2巻!

※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

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多数の伏線・シリアスとコミカルの絶妙なバランス!!

主人公の日本人が異世界に転生(転移)してしまう作品はよくあるが、本作は異世界側の少女が主人公のお話。

日本からやってきた人間は、殺さなければならない使命を負った処刑人の少女・メノウ。
彼女は当然のように日本人の少女・アカリの殺害を実行するが…
異世界転移の際に得た能力によってアカリは生き返ってしまう。


どうすればアカリを殺すことができるのか…
その術を得るまでメノウは彼女と行動をともにすることにした。


そんな中で起こるトラブルから展開されるバトルは中二感にあふれ、シリアスなお話の随所に女の子同士の百合百合しいやりとりが散りばめられた、なんとも言えない独特な雰囲気を醸し出している。

世界観もしっかりしていて、数ある異世界モノの中でもイチオシの一作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱ主人公側のチート能力は弱点が見つかってからが本番だよね!
アカリの異能やモモの戦闘スキルみたいな「強すぎてただの舞台装置になってしまいそうなもの」に対抗しうるだけのものが現れる展開が上手くてゾクッとした。

前巻よりさらにバトルシーンの格好良さが上がった気がする。
個人的にモモの糸鋸を使った戦闘シーンが、他にあんまりいない感じで好きです。
というか万魔殿、霧に封印された状態でこの脅威度……

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2021年05月22日

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