【感想・ネタバレ】処刑少女の生きる道(バージンロード)3 ―鉄砂の檻―のレビュー

あらすじ

「お願いメノウ……私を処刑して」
すべてを清浄な塩に変える力を秘めるという「塩の剣」。アカリ殺害のため、西の果てに封印されているその剣を目指しはじめたメノウたちは、バラル砂漠で鋼鉄の腕の修道女・サハラと出会う。メノウと面識があるという彼女は、なぜか自らの殺害を依頼してくるのだが――。
一方、東部未開拓領域では、四大人災「絡繰り世」が蠢きはじめていた。あの【白】ですら殺しきれなかったという純粋概念【器】がメノウたちに迫る。
回帰により軋む世界。アカリをめぐりすれ違いはじめるメノウとモモ。そして、動きだす導師「陽炎」――。熱砂のなか因縁が絡み合う、灼熱の第3巻!

※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

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多数の伏線・シリアスとコミカルの絶妙なバランス!!

主人公の日本人が異世界に転生(転移)してしまう作品はよくあるが、本作は異世界側の少女が主人公のお話。

日本からやってきた人間は、殺さなければならない使命を負った処刑人の少女・メノウ。
彼女は当然のように日本人の少女・アカリの殺害を実行するが…
異世界転移の際に得た能力によってアカリは生き返ってしまう。


どうすればアカリを殺すことができるのか…
その術を得るまでメノウは彼女と行動をともにすることにした。


そんな中で起こるトラブルから展開されるバトルは中二感にあふれ、シリアスなお話の随所に女の子同士の百合百合しいやりとりが散りばめられた、なんとも言えない独特な雰囲気を醸し出している。

世界観もしっかりしていて、数ある異世界モノの中でもイチオシの一作。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

相変わらず戦闘描写がめちゃくちゃ格好いい!
今回はアーシュナ様の大暴れシーン多めで、改めて圧倒的なパワーに惚れ惚れしてしまう……。
敵が機械でも構わずぶった斬る姿がほんと素敵です。
技巧を凝らして戦うメノウと力で圧倒するアーシュナ様、二人の対比が素晴らしいよね!

そして今回から、明確に「メノウを憎んでいる」ポジションのサハラさん登場。
ほわんとした外面と苛烈な本性の二面性、どちらの顔も良いなぁ。
そして「これもう愛なんじゃないの」と思ってしまうほど、メノウへの感情が重いw

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2021年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

毎回増える新しいキャラ「サハラさん」。
絡繰り世に操られているとしても、キャラが立っている。ラストの豹変ぶりとか立ち位置とか面白かった。

メノウ自身とか、アカリとモモの行動とか謎を多く残して気になる。

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2020年03月06日

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