あらすじ
後に『醜毒の乱』と名付けられる国家転覆の企ては、優蘭と皓月、健美省の活躍で解決に至った。後宮に巣食う黒幕は排され、これで穏やかな春が迎えられる――そんな優蘭の願いも虚しく、新たな波乱が幕を開ける。件の事件の謝罪として、隣国の姫君・桜綾が後宮入りすることになったのだ。
この桜綾がとんだワガママ姫で、事あるごとに妃嬪たちと衝突。ついには四夫人の一人・静華に喧嘩を売るという、優蘭が最も恐れていた事態に発展し!?
国をも巻き込む新たな試練。渦中の姫に、寵臣夫婦は何を見る?
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Posted by ブクログ
和宮皇国から嫁いできたわがままな姫君に振り回される面々。優蘭の語学も堪能設定がここでも生きてくるわけね。わがままは処世術とかかなしいけども、これからは違うよね。桜子、妹分としてかわいがってもらうんだよ… 優蘭にほめてほしがる妃嬪たちがよかった。陽明様、理想の上司。こんな上司ほしい。優蘭を抜擢したのが陽明様で、ものすごく納得。本当の意味で夫婦になった寵臣夫婦なのでした。優蘭じゃないけど、あわあわしちゃう。
Posted by ブクログ
何より陽明が非常にいいキャラだった。抜けてるところがありつつ能力はピカイチ。言うことない。
そして、主人公夫婦の幸せをこれでもかと言うほど詰め込んだ一冊であった。優蘭と皓月のラブっぷりにあてられっぱなし。更に、新キャラの桜子を含めて妃嬪たちの優蘭好きっぷり、いや、優蘭へのなつきっぷりもとどまるところを知らず、大変心が温まってホッコリした。