【感想・ネタバレ】10DANCE(8)のレビュー

あらすじ

映画化決定! 2025年12月配信!! 甘く官能的な大人の恋とダンスの物語!!!

好きという気持ちを抱えたまま別れた鈴木と杉木だったが、競技会で顔をあわせる。その瞬間、今まで抑えつけていた感情が溢れ出し、抱き合う2人。だが、このまま、よりを戻していいのか!? 躊躇する彼らに人生を左右する大きな提案が舞い込む‥‥。

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BL漫画であり、本格競技ダンス漫画でもある本作。その魅力について本気で語ろうとすると一晩でも足りないため、未読の方へのおすすめポイントを2つに絞って紹介します。

1つ目は、井上佐藤先生の写実的かつ華麗なタッチで描かれる、競技ダンスの美しさと迫力。ともに日本一の称号を持つ主人公の杉木と鈴木が、互いの専門を教え合うためにペアを組んで踊るのですが、そのダイナミックな美しさはため息もの……。最初こそ、コミカルな描写が目立ちますが、雪の降る公園で手を取り合ってダンスをする、まるで映画のようにロマンティックなワンシーンも。杉木の「僕ならあなたの好きにして構いません」「ただし大事に扱ってください」という決め台詞で昇天必至です。

2つ目はダンスを通して揺れ動く2人の心。2人とも基本的に異性愛者ですが、誰よりも互いの才能に惚れ込み、同じくらい競技ダンスに心血を注げる相手に出会ったことで、ライバル心が友情に、そして友情が恋に似た感情へと育っていきます。しかし、この感情を容易く「恋愛」と規定しないのも本作の萌えどころ。クソでか感情の矢印は確実に互いのほうを向いているのに、「プロダンサー」としての理性が、感情を名付けることを避けるのです。多くのBL作品は相思相愛の状態が物語の終着点になりますが、本作では一体どうなるのか……。展開の読めなさもBLファンを虜にする一因ではないでしょうか。

巻を重ねるごとにゆっくりと、しかし着実に盛り上がりを見せる『10DANCE』。世界トップクラスの大会を舞台にダンスは優雅さと迫力を増し、ステージが大きくなるほどに杉木と鈴木の関係は複雑さを増していきます。BLを嗜みながら本作を読まないのは、あえて「人生の半分損している」と言ってしまいたい。半ば脅すくらいの勢いで未読の人を沼に引きずり込みたい。絶対に後悔させませんので、まず1巻だけでも手にとってみていただきたい次第であります!

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ドキドキした

キタ━(゚∀゚)━!っと叫んだくらい待ちに待った新刊。
読むのに、「集中して読みたいから今じゃない」「読後も浸りたいから今じゃない」とタイミングまで選ぶほど。
結果、1巻から読み直して明け方です、、、。

伏線だと思わなかったほどの伏線が回収され、色々なことが良くなっていったような巻

「ラテンの本気」は本当に可愛い。

#胸キュン #ハッピー #エモい

3
2025年05月25日

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