あらすじ
生者と死者。
断絶した世界のふたりが、手を伸ばし合う。
切なくて怖くて愛おしくて、心がぐちゃぐちゃにされて、でも読まずにいられない…。
話題騒然! 今いちばん面白い、唯一無二のホラーラブストーリー。
文化祭の舞台上で行われた儀式に応じ、黒青野が出現した。
希美が黒青野との交渉を始め、青野の過去が明らかになる。
母・瞳、弟・鉄平と3人で過ごした、温かくて苦しい日々。
その終わりはあまりに切なくて――…。
最終章「受肉編」、青野が青野たる所以がここにある。
感情タグBEST3
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匿名
旦那さんが亡くなってから、シングルマザーで子供を2人育てる大変さがリアルに描かれてます。
少しずつ精神を蝕まれていく。
歯車が噛み合わないように、全てが悪い方へ。
待ってました
青野くんに触りたいから死にたいな最新刊!待ってました!
まさか夢から覚めた途端、優里ちゃんのお腹が大きくなっているとは思わず、次も楽しみです
Posted by ブクログ
青野母が壊れていく…。
青野くんの呪いの根源。
優里が孕んでしまったもの。
何が産まれるのか?
青野くん?伝承上の化け物?
青野母だったら怖すぎる…。
匿名
リアルすぎて
青野母と兄弟がそこに至るまでの感情の波がリアルすぎて動悸がしました…笑
というのも、動悸がするほどなのは自分の小学生時代と似ていたからなのですが、この作品を読むのが大人になってからで良かったと心底思いました。
大人になった今でも、母、子の心の慟哭が体験者のそれに近くて、これをどうして描けるのかを考えるとゾッとします。願わくば作者さんが同じような機能不全家庭の経験者でありませんように。(正直経験者ならそうだよなあ、と思うし、そうでないならどこからこの感情を引っ張ってきたのかが気になります。簡単に取材できるものでもないし想像だけではここまで描けないのでは…?という気持ちです。)
登場人物の追体験の見せ方が上手くて、巻を追うごとに目が離せなくなっていきました。一巻を読み終わった時点で、最後まで追いたい!と思わせられた作品です。オカルトホラーミステリー民間伝承系が大好きなので入口はそこからですがここまで面白いと思ってなかったので、もっと早く読みたかったくらいです!
切なくて辛い
青野くんのお母さんの
シングルで男の子2人の子育て中の
理不尽な大変さがを描き切っていて、作者さん流石…
日々の生活に、徐々に追い詰められていくお母さん
亡くなったお父さんとの瑞々しい思い出との対比
お見事です…ああ〜また一年待つのか〜