あらすじ
いまでは珍しくなった龍を捕るための船・捕龍船――そのうちの一隻が「クィン・ザザ」号だ。
砂漠の街・シシフスで、クルー達は龍を解体する一族である千剖士・チカと出逢う。彼女に頼まれ、ザザ号は100年に一度、はるか上空から巨大な龍が降りてくる「天下り」を目指して千剖士の里・メガラニカへ向かう! そして、ついに「天下り」が姿を現したとき、それに引き寄せられてきた龍たちの内の一頭である「寄生する龍」に、タキタは視界を奪われてしまう。タキタの視界を取り戻すべく、「寄生する龍」を追うクルー達だったが、そこへ狂暴な暴食の龍「ウィンディゴ」が現れる。
このままでは「天下り」がメチャクチャになってしまう! そうなれば、「寄生する龍」を追うのも難しくなる。
ウィンディゴを捕らえるより他に、方法はない……!!
龍捕りとしての、タキタの覚悟が問われる第18巻!
ナウシカ+ラピュタ+ダンジョン飯…?
龍を獲り、その肉や油を売って生活する龍(おろち)捕りの人々の話。
異世界グルメものとしてのキャッチーさもありますが、それ以上に、世界観が素晴らしい。
ファンタジーとしてのリアルがしっかりと描かれているので、ためらいなくお話に飛び込んでいけます。
空飛ぶ捕龍船『クイン・ザザ』での生活風景が、またいいんです。読んでいると、幼い頃に抱いた冒険へのワクワク感や、憧れがよみがえってくるんです。
龍捕りの名手で変人のミカや、新人のタキタなど、個性あふれるキャラクターたちも魅力。生き物を殺すことに対する悩みや葛藤なども描かれていて、それがこの作品に奥行きを与えています。
もちろん、美味しそうな料理描写もたくさん!なぜか鯨カツが食べたくなります。
龍は強く大きく、襲われれば小さな街などひとたまりもありません。そんな龍を相手に戦う人々の勇気としたたかさに、思わず拍手を送りたくなる作品です。
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匿名
目的である「天下り」の龍と、ウィンディゴの両方を対処する必要がある。
100年に一度の龍ってどんな味なんだろうか。
匿名
凄い
毎回レベルアップしていって
あり得ないぐらい強い龍と戦ってるけど
その度に成長していくタキタ。
目のことも、大きな気づき。
しかしこんなデカいものを解体するって
凄い労力。