あらすじ
捕龍船「クィン・ザザ」号は、空の旅路で出くわした巨大な豪華船と接触し、飛行不能に陥ってしまった。クィン・ザザは貧乏船ゆえ、修理にあてるカネもない……このままでは、まさかの廃業――!? すると途方に暮れる乗組員たちのもとへ、最近捕龍船を次々襲っているという"船喰い"龍の噂が飛び込んでくる。ソイツを捕まえたら、高額の賞金を受け取れるらしい。これは……挑むしかない!?
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ナウシカ+ラピュタ+ダンジョン飯…?
龍を獲り、その肉や油を売って生活する龍(おろち)捕りの人々の話。
異世界グルメものとしてのキャッチーさもありますが、それ以上に、世界観が素晴らしい。
ファンタジーとしてのリアルがしっかりと描かれているので、ためらいなくお話に飛び込んでいけます。
空飛ぶ捕龍船『クイン・ザザ』での生活風景が、またいいんです。読んでいると、幼い頃に抱いた冒険へのワクワク感や、憧れがよみがえってくるんです。
龍捕りの名手で変人のミカや、新人のタキタなど、個性あふれるキャラクターたちも魅力。生き物を殺すことに対する悩みや葛藤なども描かれていて、それがこの作品に奥行きを与えています。
もちろん、美味しそうな料理描写もたくさん!なぜか鯨カツが食べたくなります。
龍は強く大きく、襲われれば小さな街などひとたまりもありません。そんな龍を相手に戦う人々の勇気としたたかさに、思わず拍手を送りたくなる作品です。
感情タグBEST3
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匿名
ドラゴンを巨大な生き物考えるか、美味しいものと考えるか…。4巻目からは美しい生き物という見方も登場する。
食べるシーンがとても美味しそうである。