あらすじ
これは物語ではない。事件であり出来事だ。小説家の主人公は10年前、小学4年生の少女に拉致監禁される。作家志望の平凡な大学生が過ごす奇妙な少女との1週間に及ぶ監禁生活の行方は――。西尾維新の異色文学作品を、「さんかれあ」のはっとりみつるが奇跡のコミカライズ!!
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すごい
作家志望の平凡な大学生が過ごす奇妙な少女との1週間に及ぶ監禁生活。
あらすじからは想像も出来ないような歪さにぞっとしました。
不思議な感覚
購入して何年か経ちますが、たまに読みたくなって読んでしまいます。色んな気持ちにさせてくれる不思議な漫画です。
妙にリアリティのあるホラー
雰囲気がおかしい女子小学生の秘密を知ったことで、突然監禁されてしまうホラー。こんな小学生はいないだろと思いながら読み進めていくと、エピソードの積み重ねによってリアリティが増していき、面白いです。
Posted by ブクログ
西尾維新の同名小説のコミカライズである。私は西尾さんの著作には触れたことがないため、ここでは純粋に漫画として読んだ感想を残しておく。
本作は作家である主人公が、まだ作家としてはどこかが欠けていた作家志望の大学生だった当時にある少女と出会い、拉致監禁されたその思い出を語る物語である。
全体的にモノローグによって物語を展開しており、出会った少女をイニシャルで呼ぶところや、モノローグが多分に含まれているところなど、かつてあった「事件」への回想と言う世界観がよく表現されている。全体的に黒を多用した描き方、細い線なども回想のニュアンスを強めている。
物語として見れば動きは少ない。出会い、監禁され、食事を提供され、その際に挨拶のことで激昂される。ただそれだけを、これだけ鮮やかに描いてくれるのだから、やはりはっとりみつるさんは上手いなと感心させられた。
物語に惹き込まれた感触、手触りは非常に良かった。ここでは先々への期待感も含めて星五つで評価している。
ホラーかこれは?!
普通にかわいい小学生の女の子が、いきなりホラーになった…!
普通にしてれば怖くないけどいきなりこんな状況なれば従わないとってなる心理がリアル
匿名
小学生ふたりか歩いていたらトラックにひかれ……一人は無事だった…がその少女は友達の状況を把握するとゲームをセーブしてから友達にかけよったのだった…それを見た主人公は後にその小学生に脅され監禁されることに…
西尾維新先生は本当にいろんなお話を書きますね、面白いし続きが気になるけどちょっと怖かったです
Posted by ブクログ
西尾維新の原作のカバーイラストに惚れかけた身としては、コミカライズ歓喜。
ましてやさんかれあの作者だなんて。
目の前で轢き殺された友達に、ゲームボーイをセーブしてから駆け寄った少女が、目撃者の語り手を、抜け道たっぷりに残しながら監禁。
挨拶へのこだわり。
これから一週間の関係が始まる。
楽しみ。
Posted by ブクログ
"モンスターではない少女がモンスターになってしまう可能性は大いにある……
実際ああいう子は作家にでもなるしかないのだ
僕がこのとき 作家を志していたように"
コミカラズの欠点
コミカラズの欠点がはっきり出てしまった作品で残念である。
原作が動きに乏しいモノローグ中心の作品なので、コミックの最大の特長である「絵」が生きない。地の文やセリフが長くなり小説の粗筋を読んでいるような感じになってしまう。ヒロインの表情が原作の不気味さをつたえているところが救いである。
あり得ない
まず、大学生の男が小学生に監禁されるといリアリティ皆無なシチュエーションにはまれませんでした。
その小学生が実はモンスターとか超能力があるわけでもないのにあり得ないでしょう。