私もシロさんのごはんが待ってる家に帰りたい…。
堅実を絵に描いたような弁護士・筧史朗とお気楽に見える美容師・矢吹賢二は、「シロさん」「ケンジ」と呼び合う40代のゲイカップル。そしてシロさんは、近所のスーパーマーケットの底値を把握し、無駄なお金を使わずに日々の食事を栄養バランスよく作ることを楽しんでいる。そんな二人の日常が食生活を軸にして描かれた作品、と聞いたらもしかすると、自分とは似ても似つかぬ人生なのかなぁ?と思う人もいるかもしれません。作品の中では実際、カミングアウトに対するシロさんとケンジの考え方の違いやゲイコミュニティならではのお話も出てきます。でも、体形の変化や老眼に加齢を実感したり、親の病気に直面して改めて親に対する感情が揺さぶられたり、美味しいごはんを好きな人と食べたりするような、誰にでも起こり得る日常も、大げさでこそないけれど、淡々と積み重なっていくのがこの作品のじんわり素敵なところ。おまけに、お話としてもおもしろい上に、レシピ本を超越したメニュー決定本でもあるのです。しかも、気取りのないおうちごはんにぴったりなものばかり。単品料理は作れるけど、一汁三菜を用意するとなったら途端にどこから手を付けていいかわからなくなるあなたに絶対おすすめです。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
ラブラブだな〜
40代だった二人もいつのまにか50代になって…。
10年以上一緒にいるのにいつまでもラブラブで羨ましいな〜!新しいキャラの山田さんもこれからの登場が楽しみです!!
Posted by ブクログ
やっとこさ読み終りました。13巻です。
今回ぐっと来たのが、シロさんが売春で逮捕された女性と話し合うシーンです。(シロさんは弁護士です)
「どうせ、家に帰れば可愛い妻と子供が待っているんでしょ。そういう人には分かんないよ!頼れる人なんてあたしには全然いないんだって!」
と言われて
「俺には妻も子供もいないよ」
と返すのです。ゲイであるシロさんには妻も子供もいません。世間一般的な幸せというものとは遠い所にいます。それを知った女性が心を開いたように読めました。女性もシロさんも世間一般の幸せスタイルではないと言う事で通じ合った瞬間でした。
しかし、完全シリアスではない漫画なので、ラストにはちゃんとケンジと二人でタンタンメン食べながら「幸せー♡」と言いあうのです。(キレーな奥さんも子供もいませんけどね)と心の中では思いつつ。
世間一般的な幸せとは違っても、シロさんは幸せを感じることが出来るっていうのが今回ぐっと来たところです。
あとは、12巻で小日向さんとあんなことがあったのに、お互いスルっとかわしておいて、お互いに「さすが海千山千の芸能マネージャー」「さすが弁護士。」とお互い思いあうのがフフッと来ました。
今回胃袋的にぐっと来たのは佳代子さんが作る春巻きです。中身を全部先に作っておいて、冷やしておくのがポイントなんですね。めっちゃ美味しそう。でも一人暮らしなので揚げ物しませんが。
Posted by ブクログ
読みたかった新刊、やっと読めたー!
今回も料理したくなるマンガだよね。
マンガから探すのメンドイから、レシピ本出ないかな……。
子供がいないと精神年齢が35歳くらいで止まってる……!
すごい予見できる未来だ……。
最終話に出てきた山田さんの夫がものすごくフラットで、めっちゃいい旦那さん!
サラッとこういうキャラを出すところがすごいなあ。
Posted by ブクログ
大半の話、雑誌で既読だったので
新たな感動(??)はなかったんだけど
思いついた点は以下の通り。
・富永父娘は絶対、女性の一部に嫌われたことがあるのに違いない
(あの手のモラハラ人間を嫌う人達は必ずいる。私も彼らが嫌い。)
・店長が逃げられ旦那になって愕然とする日が超楽しみ!
(私は既婚女性の味方)
・山田さん、なんか好きだわ
Posted by ブクログ
当番弁護士のシロさん、
日時が前後するが一斉検挙された女性の元へ。
なんだかんだ世話をするシロさんに、女性もつっけんどんな態度を軟化させていく。
佳代子さんからメールが届き、日曜に春巻きパーティーに招待される。
年の瀬に「初詣に行こう」とケンジはワタルから誘われる。
が。
大晦日当日、当のケンジは熱を出してダウン。
仕方無し、初詣は見送りになるが、美味しそうな雑炊が…
初詣に行かれなかったから「鍋パーティーをしたい」とワタルからケンジにメール有り。
何でも小日向が小洒落たものしか出してくれないからというw
それで「じゃ、庶民らしく」というお題でシロさんが鶏鍋を。
シロさんの誕生日に何がいいか聞かれて、「ケンジの誕生日をしてないから一緒に」というシロ。
ちらし寿司風に煮穴子とか、アボカドとか入れるのかφ(..)メモメモ
ケンジの店の店長、玲子さんが独り立ちをするのを快諾。
シロさんの同級生、ついに病気で亡くなる人が現れる。
子供やら孫やらの単語にクラクラするシロ。
大先生の後を任されて顧問弁護士を担当する事となるシロさん。
そしてパートからフルタイムになった事務の山田さん。
色々変化していくもの、しないもの。
新たに発見できるものも沢山ある。
本当に美味しそう。
手順は漫画で見れるし、材料は細かく乗ってるし。
料理本以外にBLで括って良いのか?