私もシロさんのごはんが待ってる家に帰りたい…。
堅実を絵に描いたような弁護士・筧史朗とお気楽に見える美容師・矢吹賢二は、「シロさん」「ケンジ」と呼び合う40代のゲイカップル。そしてシロさんは、近所のスーパーマーケットの底値を把握し、無駄なお金を使わずに日々の食事を栄養バランスよく作ることを楽しんでいる。そんな二人の日常が食生活を軸にして描かれた作品、と聞いたらもしかすると、自分とは似ても似つかぬ人生なのかなぁ?と思う人もいるかもしれません。作品の中では実際、カミングアウトに対するシロさんとケンジの考え方の違いやゲイコミュニティならではのお話も出てきます。でも、体形の変化や老眼に加齢を実感したり、親の病気に直面して改めて親に対する感情が揺さぶられたり、美味しいごはんを好きな人と食べたりするような、誰にでも起こり得る日常も、大げさでこそないけれど、淡々と積み重なっていくのがこの作品のじんわり素敵なところ。おまけに、お話としてもおもしろい上に、レシピ本を超越したメニュー決定本でもあるのです。しかも、気取りのないおうちごはんにぴったりなものばかり。単品料理は作れるけど、一汁三菜を用意するとなったら途端にどこから手を付けていいかわからなくなるあなたに絶対おすすめです。
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あっという間に読んでしまう
昔の人ほどゲイやレズなどまだ受け入れづらいがこの話に出てくる大家さんはちゃんと受け入れていて感心しました。世の中もこんな風にいろんな人たちが生きやすい世の中になればいいのに。。
Posted by ブクログ
漫喫にて8~11巻一気読み。ほんとしみじみ面白いんだよな。相変わらずご飯がすごいおいしそうだし。ローストビーフ、鶏手羽元のにんにく酢醤油煮、千切りポテトのパンケーキ、豚バラのもつ鍋風は絶対作りたい。いなりずしもやっぱ自分で作ろう。コロッケも。あー、ほんと史朗さん素敵だわ。こんな50歳いないよ。ほんと、私も体型維持しなきゃ。ケンジの短髪金髪にはびっくり。こういう年の経過もきちんと描いてくれるからこの漫画好きだわ~。
Posted by ブクログ
シロさんカミングアウト二人目!!!
シロさんは偉いよなぁ。時間はかかったけど親ともちゃんと和解できたしお金も貯めてるし。そもそもあんなに頑なだったシロさんがどんどん柔軟になっていってるのがもう。素敵。
ジェンダーの告白って難しいよね。若さでポーンと「自分○○なんで!」ってカミングアウトするのとはまた全然違うんだよね。特にシロさんのような性格の人は。
料理はアボカドのサラダ作りたい!
一人暮らししてからあんま食べてないなアボカド。食べよう。