あらすじ
MITを15歳で卒業した天才少年・燈馬想が挑むミステリ・パズル!!
アメリカに短期留学中の可奈は、ニューヨークプレス社でジャーナリストの体験プログラムに参加する。チャイコフスキー国際コンクールで1位をとった新進気鋭のバイオリニスト、アリダ・サーバーの生涯について調べる課題が出されたが、調べていく内に、アリダは音楽大学の学費を払うために「エルランド奨学金」という謎の奨学金を受けていたことがわかり――!?《「ファクト」他1編を収録》
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Posted by ブクログ
20巻+50で70巻目なので基本構造は割愛。
「ファクト」
「贋作画家」
いつも通りの2本立て。
最初のは、夏休みを利用してヒロイン枠のカナが短期留学でアメリカに赴き、新聞社での体験学習で・・・いつもの行動力を発揮し・・・謎に関わる流れ。
・・・という話なので、探偵役の想は完全に助言役に徹しカナ嬢が頑張る話で、こういう変化球も面白い。
この物語の陰で、一人苦労したカナと一緒に留学にきた旧友のピンチを想が解決する話もあったらもっと嬉しかった・・・。
わがままな読者の戯れ言です。
「贋作」の方が犯罪枠。
探偵役たちの目の前で起きた事件を追う流れ。
安定した面白さ。
おっぱいを大きく描かなかった画家の話。
本編とは関係なく、毎回著者のコメントも面白い。
旅の話題が多いコメント欄だが、コロナ禍下で旅にいけないという話題。
旅にいけない話題もまた、旅の話題として面白い。