あらすじ
鼓田ミナレは藻岩山ラジオの代表MCとして、北海道の放送界一大イベント「バレンタイン・ラジオ」本番を迎えた。だが宗教団体「波の智慧派」により監禁されたAD瑞穂の救出に奔走したため、局内はミナレ不在の状況に。さらに教団による電波ジャックの脅迫を受けて現場は混乱するも、ミナレはリモート生放送で自身の出番を全うする。そして後日、麻藤の計らいで市内のコミュニティ局を訪れ、刑務所向けの番組に出演することに。
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登場人物のクセがすごいwww キレッキレのマシンガントーク漫画!!!
本作は、『無限の住人』で知られる沙村広明先生の、「このマンガがすごい!」や「マンガ大賞」に何度もノミネートされた大注目の作品です!
舞台は札幌。
主人公の鼓田ミナレがひょんなことから自身の失恋話をラジオの生放送で流されてしまった!
激昂したミナレは、その生放送に突撃したが、上手くはめられ、なんとアドリブの肉声も電波に乗せることになる。
その後、この生放送をきっかけに、ミナレはラジオパーソナリティへの道を歩みだす…。
この物語の面白さは、何と言っても、ミナレの痛快なトーク力とその生き様です!
第1話では、渡した50万円を持って消えた彼氏に対し、ラジオの生放送で
「お前は地の果てまでも追いつめて殺す!!」と言い放ちます。
ミナレはそんな痛快な生き様をそのよく回る舌で読者に何度もカマしてきます!
誰しもが持つ「言葉にならない、何て言ったらいいか分からない感情」をミナレは彼女自身の言葉で代弁してくれるのです。
まさにスカッとしたいときにピッタリなマンガです!!
感情タグBEST3
言葉
またまたやらかしたアイツへの反論が目的とはいえ、
ラジオ観へのミナレ節が心地良い。それはそうと、
あの人との絡みは重要なことではなかったのかな!?
さらっと流されたように見えたけれども。
Posted by ブクログ
読み応えありました。ミズホが久連子さんの言葉で覚醒するところ、そんな久連子さんを鼓舞する茅代さんのシーン、そしてラジオについて語るミナレ。一つ一つ言葉を追って、確かにそうだな、としみじみ。重みありました。
Posted by ブクログ
前半はいつものギャグで楽しんでたところで、後半の内容が素晴らしすぎてぶん殴られた。
内容、テンポともに最高。お見事。
あと後半の舞台となる場所の説明がやたらリアリティあるなあ…と調べてみたら、ほとんどそのままのが検索にヒットして驚いた。沙村さん、よく調べたなあ…。
Posted by ブクログ
漫画は息をするように読んでるから、感想を書くのはキリがないと思って書かないけど、「波よ聞いてくれ」は別格かなぁ。この文字数。下手な活字本よりあるんじゃないかと。新作が出るたびに感心するが、本巻は特にエモかった。主人公のラジオパーソナリティであるミナレが古参のラジオ観に対し、持論を吐きまくる。そこの熱量がホントにエグい。ドラマ半沢直樹の堺雅人の演説シーンを彷彿とさせる。そして、ミナレのセリフ、「その場、その場では本気で言ってるんですけどね。。。」よくわかる。。。
Posted by ブクログ
強大な悪魔の手で冥府に引き摺り込まれて行くようだ 冷えたビールを流し込む時のイレジスタブル(否応無し)な温度差を_何で態々チル(ゆったり)させるのかイマイチ解らなくて 一日前から南波さんが望来の山中で遭難してるの これを難しいと言ってるならもう筆を折りなさいよ ハプニングやサプライズを楽しめないようじゃこの業界にいる意味ないですからね 犯人逮捕後の職場インタビューで一番多く出て来る人物像ですね これは札幌刑務所で流す為に作られた番組だよ 叩ける対象を日々探している自称・正義の輩や暇人によって_ほんの小さな言葉の綾であっても針小棒大に解釈され燃やされます 同じ焦燥感を共有してるとは思いますね 映像コンテンツで溢れた現代だからこそ_逆に音声メディアの活路が生まれる 今後ミナレの顔モデルはパトリシア・カースという事でお願いします 店で売ってる缶やPETに悉く甘味が付いてるという事です
Posted by ブクログ
三角放送局でミナレが「言葉による炎上」について語っているシーンが、少し状況が違うけど最近あったフワちゃんの不謹慎ポスト&ANN0降板のことと重なって、なんだかゾクッとしてしまった。