登場人物のクセがすごいwww キレッキレのマシンガントーク漫画!!!
本作は、『無限の住人』で知られる沙村広明先生の、「このマンガがすごい!」や「マンガ大賞」に何度もノミネートされた大注目の作品です!
舞台は札幌。
主人公の鼓田ミナレがひょんなことから自身の失恋話をラジオの生放送で流されてしまった!
激昂したミナレは、その生放送に突撃したが、上手くはめられ、なんとアドリブの肉声も電波に乗せることになる。
その後、この生放送をきっかけに、ミナレはラジオパーソナリティへの道を歩みだす…。
この物語の面白さは、何と言っても、ミナレの痛快なトーク力とその生き様です!
第1話では、渡した50万円を持って消えた彼氏に対し、ラジオの生放送で
「お前は地の果てまでも追いつめて殺す!!」と言い放ちます。
ミナレはそんな痛快な生き様をそのよく回る舌で読者に何度もカマしてきます!
誰しもが持つ「言葉にならない、何て言ったらいいか分からない感情」をミナレは彼女自身の言葉で代弁してくれるのです。
まさにスカッとしたいときにピッタリなマンガです!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2022年12月10日
地震の時のラジオ放送のありがたさを感じさせてくれる8巻でした。
手元にあるのは、次の9巻で最後だ。こういう漫画を結末で一気に読みたいところだが、今はここまでなのですね。さぁはりきって、9巻に進みます。
この作品、話がどんどん移っていって、ダレるということがないのでずっと読んでいられます。今回のエピソード(地震編)も、重くも暗くもなりすぎず、よかった〜
トークセンスというか話の内容が抜群に面白い。
間違いなく9巻も面白い。
ミナレが恋愛相談をしてる女の子サイドに男の子の入る余地はあるのか…楽しみです。
隙のない土台づくりからの、計算し尽くされた堅牢な楼閣づくりを想起させる物語が描かれ、鼓田ミナレの求心力、斥力が、如何なく発揮されており、没入させられる作品です。こんな奴いねえよ、でも、いたら面白い、という具合です。
Posted by ブクログ 2020年10月23日
引きこもりの回、ちゃんと放送されたんだ。よかった。災害時の放送がリアルで引き込まれました。イギリス人俳優のくだり、吹いてしまいましたよ。相変わらずのテンポ感で素晴らしいです。
緊迫感の中、聞き手の不安を和らげるという目的を持って特別番組を放送するミナレたち。取材に基づいた部分が恐らく多く、実際こんななのかもなぁと思わされる。
Posted by ブクログ 2022年09月01日
拉致とか停電とか、よくもまあと思うような事件が、ラジオ局を中心に展開される斬新さ。でも暗いトーンになるでなく、主人公のキャラで押し通されるパワーがすごい。
Posted by ブクログ 2021年01月14日
東日本大震災が起きた日の夜に、職場でラジオに耳を傾けてたことを鮮明に思い出しました。
ミナレみたいなラジオは実際にはなかなか難しいだろうけど、テレビではなかなかできない寄り添いができるのがラジオだと思いました。
Posted by ブクログ 2021年09月09日
泊原子力発電所の外部電源が喪失 あつま厚真町 たちばな城華さんは心の中に払い難い澱を持ってはいるけど そんなローランドみたいなことを? ぎまい義妹 俺は常に俺より下の人間を眺めながら仕事をしたい 暖簾に腕押し 離婚以来の性事情を どうせだから災害を機に仲違いの修復を試みるべきだと 私の好きな物語はス...続きを読むトイックな人が書いたお話ではない_汚れた水を吸って咲いた花のような物語だ_欲望を醸して生きていこう きけい貴兄 セイコマ(性癖にも困ったもんだの略)
Posted by ブクログ 2021年02月05日
地震とラジオ、いい話だったなあ……というのはまあ置いておいて。
私が好きな
物語は
ストイックな人
いい人が書いた
お話ではない
汚れた水を
吸って咲いた
花のような
物語だ
欲望を醸して
生きていこう
というマキエの台詞回し、これは沙村広明にしか作れまい。
Posted by ブクログ 2020年12月31日
北海道のFMラジオ局を舞台にした作品の第8巻。
今回は全巻末で起きた北海道大地震の発生直後から、ひと段落するまでのエピソードが中心。災害ネタを扱っているだけに、ギャグ的要素はちょっと控えめだったな~と思った。
ところで、今年(2020年)は本作がまさかのアニメ化で地上波放送されたが、大して話題に...続きを読むなることもなかったようなので(泣)、第二弾は無いだろうな~と思うとちょっと悲しい・・・。
あと、本作品とは関係ないが、同著者の「ベアゲルター」の続巻が待ち遠しい。
Posted by ブクログ 2020年11月17日
「北海道激震編」決着。大地震と大規模停電の非常事態を迎えてフル稼働する藻岩山ラジオ。ラジオというメディアの有効性を再認識させるエピソードでしたね。ドラマ的には、各キャラクターの関係性や立ち位置が再紹介されるとともに一旦リセットされ、新たなステージへ移っていく流れを感じさせる巻でした。…ちらっと出てき...続きを読むた原発関係の情報の行方が気になります