あらすじ
異国の地で試される女王の知略!
倭国の太平のためには、中国の魏・呉・蜀
――三国のいずれかの庇護が必要と考えた
ヤノハは、一行を率い、自ら朝鮮半島に渡る。
そこで知り合った在韓倭人・ゴリの案内で、
三大国家への倭国の謁見をはばむ
公孫一族の住む遼東郡・襄平へと向かう。
異国の地で、ヤノハの策は通じるのか――
彼女が放った一世一代のはったりとは……!?
その頃、暈国では、幸せだったニニギの
人生が、一瞬で崩れ去る悲劇が勃発……!
ヤノハの血を継ぐ彼にも、波乱が訪れる!?
感情タグBEST3
新章突入?
遼東まではるばる旅をするシリーズが終わりを告げ、再び九州と出雲・近畿での複雑な争いに。
ただ、さすがに遼東まで卑弥呼が直々に出かけるというのは無理があったと思う。
しかも陸路であれば、往復に時間がかかりすぎて現実的ではない。
また、細かいところではヤノハの事を「矢野叶」と表記しているが、中国語の発音からしてあり得ないこと。
この辺り、もう少しリアルにして欲しかった。
後半の新章は再び畿内や南九州との争いになるという事で「またか」感も感じられる。
少しずつ大きなストーリーも進んではいるが、もう少しスピーディな展開を求めたいところ。
大好きなシリーズではあるんですが、今回はちょっとマイナス面が目立った印象でした。