あらすじ
大乱の倭国。卑弥呼、擁立!
もうひとつの聖地・千穂を平定し、日向を併合したヤノハ。
邪馬台国(山社)の勃興に筑紫島の四つの国——
那、末廬、伊都、都萬は、
日見子であるヤノハを、倭国の王として擁立することを決断する。
だが、それを阻止せんとする勢力もまた力を増していた……!!
日見彦を名乗るタケル王を暗殺し、大国・暈を率いる鞠智彦。
古のサヌ王に仕えた五士族の末裔・トモと、
彼と内通する、ヤノハの腹心の臣下・クラト。
そして、ヤノハを恨み、陥れようと画策するヒルメ……
いつ終わるとも知れぬ倭国大乱——
目まぐるしく塗り替わる勢力図。
陰謀と裏切り、殺戮が渦巻く時代に、ヤノハはいかにして
人が人として生き、死ねる世界を実現するのか——!?
原作:リチャード・ウー
×
作画:中村真理子
最強タッグによる血湧き肉躍る邪馬台国クロニクル、
待望の最新第6集!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
話は筑紫島に留まらずに大倭豊秋津島(本州西端)・日下(畿内?)さらには大陸・漢まで及ぶように。いよいよ金印の登場も近いか。
6巻では主に、5巻で日見子の大ウソにより日向併合を果たし大義を得た山社を中心に、クマとそれ以外のクニとの外交戦が描かれている。
クマの鞠智彦は他を出し抜くべく先行して動き、日見子の動揺を誘う策を取るが彼女には通じず。
それどころかイサオ王を殺してこいとカウンターを食らう。思惑通りに動く鞠智彦。
これにより八百長の「冷戦状態」が誕生する流れが出来上がる。
一方でその他のクニには大陸交易に於ける利権の承認・譲渡を行い、実質的に山社の支配が強まる。
ヤノハの眼力が益々強く美しく。
ミマアキとの訣別に揺れるクラト、彼の動きは?
ナツハに対する日見子の微妙な感情もあるのか?
1刷
2021.7.4