あらすじ
静かに高鳴る、修学旅行の夜。
からかわれてる女の子。グイグイきちゃう男の子。修学旅行の夜、女子の部屋と男子の部屋。星より遠いふたつの空間が、束の間繋がる。胸の高鳴りとともに。SNSで話題のハートフルストーリー!【WEB掲載分】+【ガンガンJOKER掲載分】+【新規描き下ろし】ボリュームたっぷりでお届けします。
(C)2024 Taku Kawamura
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修学旅行編ですな
修学旅行編ですな。
ひたすらに甘酸っぱい感じがして、おぢさんはあてられっぱなしですよ。
まぁ、なんというかお互い気になる子がいて、どうしてもその子に目が行ってしまうとか、ひとことひとことにどきどきしてしまうとかそういうのは若さ故の特権なんだろうね。
おぢさんの年になると、どきどきすると、発作かとおもって違う緊張感が走ってしまうんだよ。
うらやましい
ということで、評価は星5つです
あ、そうそう、次はうみちゃんをもっと出してあげてほしいな。
Posted by ブクログ
「死神」というあだ名を付けられイジメの標的にされていた内気な女子小学生が、5年生で出会った1人の転校生との交流によって前向きに成長していく姿を描く。
17巻で描かれるのは、6年生の2学期後半。
◇
本巻のメインは、日光への修学旅行パート2。
特急はついに日光駅に到着。はしゃぐ太陽たち。
バスに乗り換える間もお土産買いに余念がない大地と紬、呆れる倉敷先生と、ユーモラスなスタートです。
バスは観光スポット第1弾の東照宮へ。広い境内を元気に見て回る生徒たち。三猿や鳴龍で大騒ぎしています。
でもその中で、見学に集中しきれていない生徒がいて……。
* * * * *
楽しそうな描写が満載ですが、微笑ましい恋模様が本巻の華になっています。
自分の気持ちを持てあまし、せっかくの名勝を前に気が散ってしまっている生徒が3人ばかりいるようです。
その1人が虎太郎です。ずっと紬のことが気になって、わざと怒らすようなことを紬に言ってしまう典型的な男子の姿を見せていました。
もう1人は歩夢です。高嶺の花の存在と感じるすみれに、遠くから見とれるだけの純情ぶり。勇気出せと言いたい。
そして3人目が茜。物語を通じて描かれる茜の想い。
太陽への恋心を自覚してからふた月近く経って、日光行きの電車の中での恋バナの際、つい友だちに気持ちをもらしてしまったことで、想いはますます強くなったようです。
夏休み前に茜に対して、太陽のことが好きだと宣言したすみれへの礼儀として、茜もすみれに太陽への気持ちをきちんと打ち明けます。
それを聞いて、やっと自分の気持ちに気づいたかというように頷くすみれ。とてもいいシーンです。
修学旅行はまだまだ続きます。