あらすじ
夏休み、みんなで来たかった、海――!
からかわれてる女の子。グイグイきちゃう男の子。二人が迎える、小学生最後の夏休み。水着。パラソル。日焼け止め。かさばる荷物は期待のうらがえし。今日は一日、なにをして遊ぼう?Twitterで話題のハートフルストーリー! 【WEB掲載分】+【ガンガンJOKER掲載分】+【新規描き下ろし】ボリュームたっぷりでお届けします。
(C)2022 Taku Kawamura
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本当に
本当に明るい人というのは、周りを巻き込んでどんどん明るくしていくのだと言うことがよくわかるお話でした。
海に行く話では、子どもだけで無く、その家族を含めてとても楽しそうだし、そういう機会を作れるようにしてしまう、太陽君のポジティブさがとてもうらやましいですね。
評価は星5つです
2回目の夏休み
小学生最後だけど、2回目の夏休み。
これからどんな想い出が作っていくか楽しみ。
笠原さんは普通に友達になったなぁ。
Posted by ブクログ
「死神」というあだ名を付けられイジメの標的にされていた内気な女子小学生が、1人の転校生との交流によって前向きに成長していく姿を描く。
本巻で描かれるのは6年生1学期のエピソードPart4&夏休み。
* * * * *
夏休み計画表編。
仲よしみんなで集まって作るのは楽しいだろうな。茜にとっては初めてのことです。 ( 空も一緒! 何気に険がとれててよかった。)
茜パパは言葉をたくさん持っているなあと感心します。つい門限を破った茜を頭ごなしに叱りません。もちろん茜が素直にきちんと反省できる子だからでしょうが、実にいい父親です。
終業式編。
だんだん「 卒業 = 別れ 」を意識しだす時期。あの北川でさえそうです。しんみりする茜。なのに太陽は違います。好きな友だちとはいつまでも友だちだ! ( でも前の学校の友だちはどうしたのかな? )
そして、海での1日バカンス編。
仲よしグループで日野家の海の家へ。今回は初詣の時と違ってすみれも仲間入りしての5人組。でも奇数は収まりが悪い。水口くんの奮起を願います!
この日は保護者も一緒。大人たちもみんなイイ人。「この親にしてこの子あり」なのがよくわかります。すみれママ。海美パパ。いいね~。( 茜パパは影が薄い )
その中でも春子さん ( 太陽の母親 ) って目配りができる人だね。特に茜に対するフォローは申し分ない。 ( 雪子ともども登場回数をもっと増やして欲しい。)
少しずつ自分の世界を広げ、自信をつけていく茜。そのそばにはいつも太陽がいることを、春子さんはよく知っているのです。
まさか
まさか、北川くんにお姉ちゃんがいたとは。
まさか、かすみお姉ちゃんに弟くんがいたとは。
事実は小説より奇なり。
たった1人で
1人のグイグイが現れて劇的に環境が変わった。
でも「変えた」のはきっと1人ではなく、環境の一部だった彼ら彼女らだった。
そこに意味があると思う。
酷いイジメがあるコミュニティもあれば全然ないところもある。
変える勇気はなかなか持てないかも知れないけど、変わる勇気はきっかけ一つじゃないかな。
グイグイを見てると、そんな風に思えてくる。