あらすじ
ホラズム国の三つの精鋭部隊が、それぞれにチンギスの首を狙う!
モンゴル軍がオトラルを攻囲して半年以上が過ぎた。モンゴル軍の兵站に乱れはみられず、オトラルを守るイナルチュクの予想を超えた事態が生じる。スブタイとジェベはブハラを押さえ、サマルカンドを牽制していた。アラーウッディーンは、皇子ジャラールッディーンの副官テムル・メリクにある任務を与え、トルケン太后は三百騎を率いる女隊長・華蓮にチンギスの首を奪るよう命ずる。マルガーシが所属する皇子軍、テルゲノが率いる遊軍、華蓮の軍のそれぞれが、チンギスの命を狙っていた――。
ついにチンギス本隊とホラズム軍があいまみえる、好評第15巻。
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Posted by ブクログ
ホラズム長いなー笑
チンギスの遠征の広大さは驚くばかりだが、それを延々と描き続ける北方さんのエネルギーにも感心するばかりだ。そろそろこの巻でキメるか?って思っていたが、あと一歩足らず。戦が草原のような戦いではなく、攻城戦であったり大軍同士のぶつかり合いになってきたのでどうしても全体的に大味気味に感じてしまう。描写も突っ込んだ、すぐさま引き返した。さらに引き返した。敵はすでに潰走し始めた、って具合だから一人の漢の戦いを見るというよりは戦況を高い俯瞰から見下ろすように読み進めてる。今後は日本にも攻め込んでくるところまで書かれるのだろうか?
まずはジャムカとテムジン因縁の戦いの結末に期待!
あと見どころは、チンギスの息子たちの成長を楽しみにしている。今後の活躍は彼らに委ねられていく上で、特にフビライ・ハンを生むトルイが頭角を現し始めたのでわくわくしてきた。
Posted by ブクログ
まだ続くかぁホラズムとの戦い~ホラズム帝の叔父でカンクリ族の長であるイナルチュクが守るオトラルは堅い。次男のチャガタイと三男のウゲティが攻めても落とせず、工兵隊が掘った隧道が功を奏したが、イナルチュクが手離したと考えた方が正しい。モンゴルは真の支配者大后トルケンのいるウルゲンチ攻略に長男ジョチとチャガタイに各2万騎を向かわせるが、一日おきに両軍が繰り出し協力する気配はない。城外に出された民6万は無関係で、チンギスはウゲティの2万騎を主力に据えて総攻めをするが、城外に逃れた兵を追撃したウゲティに襲いかかったのは6万の歩兵だった。ジョチの援護で危機は去り、ウルゲンチも攻略し、砂漠での決戦の機運が高まる~引き延ばしすぎだと思います。ジョチはジュチ、ウゲティはオゴタイで良くない?
Posted by ブクログ
闇米の関係者を拷問にかけ壊滅させる
ホラズムしぶとい。長男と次男が連携せず、チンギス・カンの命令で一気に街を落とす。
マルガーシは多くの兵を失って吹っ切れる。
Posted by ブクログ
感想
息子たちの活躍もあり、長いホラムズ朝との戦いも終盤を迎えようとしていた。
チンギスの人生でどこまで版図を広げられるのか?後継者はどのように選ぶのか気になるところ。
あらすじ
チンギスがサマルカンドを落とし、オトラルも占領したため、ホラムズ軍は野戦のような形でモンゴル軍とぶつかっていた。チンギスの息子3人にはそれぞれ2万が与えられたが、長男以外はイマイチ成果を上げられていなかった。
一方、金国領ではテムゲとヤルダムが闇米の道を追い、最後は完顔遠理に行き着き、これを誅する。
チンギスはホラムズ領内で冬を越す。ジョチとチャガタイは、ウルゲンチの攻略を任されたが、攻めあぐねていた。ホラムズ軍は、モンゴル軍を領内へと引き込んでいた。
チンギスの息子たちはウルゲンチを堕とす。