【感想・ネタバレ】チンギス紀 十五 子午のレビュー

あらすじ

ホラズム国の三つの精鋭部隊が、それぞれにチンギスの首を狙う!

モンゴル軍がオトラルを攻囲して半年以上が過ぎた。モンゴル軍の兵站に乱れはみられず、オトラルを守るイナルチュクの予想を超えた事態が生じる。スブタイとジェベはブハラを押さえ、サマルカンドを牽制していた。アラーウッディーンは、皇子ジャラールッディーンの副官テムル・メリクにある任務を与え、トルケン太后は三百騎を率いる女隊長・華蓮にチンギスの首を奪るよう命ずる。マルガーシが所属する皇子軍、テルゲノが率いる遊軍、華蓮の軍のそれぞれが、チンギスの命を狙っていた――。

ついにチンギス本隊とホラズム軍があいまみえる、好評第15巻。

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Posted by ブクログ

ホラズム国のペースに嵌まらず戦を展開し、攻めるときは大胆に攻める。やはりチンギスは凄かった。

ちょくちょくトーリオの話しになるが、最後に大きく絡んでくるのかどうか。単に作者がラシャーン推しの可能性も否定できない。

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2025年08月12日

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モンゴル軍が本格的にホラムズ・シャー国に侵攻、攻勢に出る。闘気と戦略に勝るモンゴル軍はホラムズ側の罠をかいくぐりサマルカンドに続きオトラル、ウルゲンチを落としていく…。チンギスをつけ狙うジャラールッディーンとマルガーシも一歩届かず

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2022年12月25日

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チンギスカーン物語が佳境に入り楽しく読み終えた。著者の作品はこれからも続き、生涯かけた作品を次々と出版される事だろう。小生も命のある限り付き合って行くつもりだ。次を楽しみにお待ちしましょう。

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2022年12月22日

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次が次が待ち遠しい。

チンギス・ハンもひとりの男。父親としての人並みの悩みだったり、配下への気遣いなど、など、相変わらず人間臭い。

領土、背景、闘いが大きくなりすぎて追いつくのは難しいのだが、目を通すと人名、土地名も含めてスルスルと映像が浮かんでくるほど。条件が許せば再読したい。

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2022年12月15日

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もう十五巻なんですけど?
あと2巻よ?
なんでこんなに平坦なのよ?
クライマックスはいつくるのよ?

ほんともう淡々と進む

戦いも内政もたいした盛り上がりなくね

どうなってんのよ!
アニキどうなってんのよ!
これどんな終わらせ方するつもりなのよ!
こんな平らなジェットコースターある?
ほんともう失礼しちゃう!

ってあれ?いつの間にかすっげー高いとこ来てない?いやマジか!ぜんぜん気づかなかった!すっげー高いとこいるじゃん!しかも目の前のレールほぼほぼ90℃じゃん!直滑降じゃん!

ちょっ待ってー!

そんな十五巻(伝わらんわ!)

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2025年07月16日

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第十五巻。

ホラズム国の城郭・オトラルを半年以上攻囲し続けているモンゴル軍。
オトラル守るイナルチュクは、ある時モンゴル軍の動きに異質なものを感じとりますが、それは想定を超えた事態を生じることに。
一方、ホラズム領内を動き回るチンギスの首を、マルガーシ擁する皇子軍、テルゲノが率いる遊軍、女隊長・華蓮の部隊がそれぞれに狙っていて・・・。

モンゴル国VSホラズム国の闘いも佳境に入ってきましたね。
前巻では両軍互角の戦いで膠着していましたが、ここにきてモンゴル軍がホラズムの拠点を次々と堕として西方に進軍している状況になってきました。
そして、ホラズムの若き精鋭達が挙ってチンギスの首を狙ってくるのですが、これがチンギスの貫禄に若者が圧倒される感じで、あのジャムカの息子・マルガーシの刃もチンギスに届かないどころか、自分の隊の兵を半数近く失ってしまいます。
私、前巻のレビューで“マルガーシはジャムカを越えている気がする”と安易に書いてしまったのですが、やはり”対チンギス”という事になると、まだ及ばないということなんですね。
と、改めてチンギスの”大物”ぶりを実感すると、息子たちの小粒さが際立つ訳でして・・。
しかも長男・ジョチと次男・チャガタイの不仲は敵にも知られている程周知されているってどうなん?
兄・チンギス(テムジン)を全力で支えた、カサルとテムゲとはエライ違いですよね。
個人的にはこの不仲はチャガタイに原因があるのでは?と思っております(チャガタイ視点のターンがないのであくまで憶測ですけど)。
因みに、この兄弟が攻めあぐねているウルゲンチを守るトルケン大后の女傑っぷりは、ラスボス感があって見ものでした。

という訳で、この巻は戦闘がメインで交易のターンは少な目でしたが、保州にいるヤルダム達が闇米の一党を摘発しているところに、元金国の”あの将軍”が捕らえられてきたのには驚きました、同じく元金国だった耶律楚材がモンゴル国で仕事がてら旅をしているのとは対照的な末路になったな・・とその明暗に感じ入った次第です。

さて、いよいよ物語が終盤に近づいてきた『チンギス紀』ですが、どのような展開になっていくのか・・このまま次巻に進みたいと思います~。

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2024年07月04日

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チンギス率いるモンゴル軍とホラズム国軍との本戦模様を描く。長期戦の様相で局地戦の太后トルケンが籠るウルゲンチの城攻めを不仲兄弟ジョチ&チャガタイ各2万騎の軍とナルス率いる工兵隊がせめあぐむ中、チンギスから総大将の命を受けた三男ウゲティ軍が加わりウルゲンチを堕とす。しかし原野の民6万に紛れたトルケン軍に不覚を取る。チンギス本隊はスブタイ&ジェぺ軍と共にアラーウッディーン&イナルチュク率いるホラズム本隊とカラクム砂漠での野戦に挑む。チンギス軍は、4兄弟に各1万ずつと新たに将軍としたドルベイ・ドクシン、パラ・チェルビ2名に各1万の編成変えを行っており勇将スブタイ&ジェぺ軍と優勢に戦う。その中でチンギスはジャラールッディーン率いる皇子に馘を狙われるも跳ね退けマルガーシがジャラールッディーンを救い本編を終える。

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2023年04月17日

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動いた。戦場が急速に動く。その中心にいるのはチンギス。しかし、そこにマルガーシ。ジャムカの息子マルガーシ。ラストのセリフがかっこよすぎる!

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2023年03月10日

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ネタバレ

ホラズム長いなー笑
チンギスの遠征の広大さは驚くばかりだが、それを延々と描き続ける北方さんのエネルギーにも感心するばかりだ。そろそろこの巻でキメるか?って思っていたが、あと一歩足らず。戦が草原のような戦いではなく、攻城戦であったり大軍同士のぶつかり合いになってきたのでどうしても全体的に大味気味に感じてしまう。描写も突っ込んだ、すぐさま引き返した。さらに引き返した。敵はすでに潰走し始めた、って具合だから一人の漢の戦いを見るというよりは戦況を高い俯瞰から見下ろすように読み進めてる。今後は日本にも攻め込んでくるところまで書かれるのだろうか?
まずはジャムカとテムジン因縁の戦いの結末に期待!
あと見どころは、チンギスの息子たちの成長を楽しみにしている。今後の活躍は彼らに委ねられていく上で、特にフビライ・ハンを生むトルイが頭角を現し始めたのでわくわくしてきた。

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2023年01月30日

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ネタバレ

まだ続くかぁホラズムとの戦い~ホラズム帝の叔父でカンクリ族の長であるイナルチュクが守るオトラルは堅い。次男のチャガタイと三男のウゲティが攻めても落とせず、工兵隊が掘った隧道が功を奏したが、イナルチュクが手離したと考えた方が正しい。モンゴルは真の支配者大后トルケンのいるウルゲンチ攻略に長男ジョチとチャガタイに各2万騎を向かわせるが、一日おきに両軍が繰り出し協力する気配はない。城外に出された民6万は無関係で、チンギスはウゲティの2万騎を主力に据えて総攻めをするが、城外に逃れた兵を追撃したウゲティに襲いかかったのは6万の歩兵だった。ジョチの援護で危機は去り、ウルゲンチも攻略し、砂漠での決戦の機運が高まる~引き延ばしすぎだと思います。ジョチはジュチ、ウゲティはオゴタイで良くない?

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2023年01月23日

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ネタバレ

闇米の関係者を拷問にかけ壊滅させる
ホラズムしぶとい。長男と次男が連携せず、チンギス・カンの命令で一気に街を落とす。
マルガーシは多くの兵を失って吹っ切れる。

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2023年01月02日

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複数人で会話しているシーンで、どれが誰のセリフか分からなくなってしまうことが何回かあった。
私の読解力が低いのか…。
膠着していた戦いが動き始め、話は面白かった。

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2025年01月27日

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ネタバレ

感想
息子たちの活躍もあり、長いホラムズ朝との戦いも終盤を迎えようとしていた。

チンギスの人生でどこまで版図を広げられるのか?後継者はどのように選ぶのか気になるところ。

あらすじ
チンギスがサマルカンドを落とし、オトラルも占領したため、ホラムズ軍は野戦のような形でモンゴル軍とぶつかっていた。チンギスの息子3人にはそれぞれ2万が与えられたが、長男以外はイマイチ成果を上げられていなかった。

一方、金国領ではテムゲとヤルダムが闇米の道を追い、最後は完顔遠理に行き着き、これを誅する。

チンギスはホラムズ領内で冬を越す。ジョチとチャガタイは、ウルゲンチの攻略を任されたが、攻めあぐねていた。ホラムズ軍は、モンゴル軍を領内へと引き込んでいた。

チンギスの息子たちはウルゲンチを堕とす。

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2023年11月16日

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オトラルの攻防戦から、やや低調に事態が進み、ウルゲンチが陥落。最後に戦機が熟して次巻で決戦かなと思ったらあっさりとモンゴルの騎馬の撹乱戦法にホラズム主力が敗れる。まだ、戦力は温存されており、次回に大きな動きがあるか。

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2023年09月03日

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ホラズムシャー国との戦いが本格化する。ブハラ、サマルカンドを抑えオトラルを攻囲するモンゴル軍。チンギスカンの首を狙う3つの精鋭。

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2023年07月11日

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シリーズ15巻目。

まだまだ続くホラズム国遠征。
主要登場人物は金国の人だけで、ホラズム以外の国は自然に枯れていくような感じです。
とはいってもホラズムもジリ貧でどんどん西に戦端が移って行って都も陥落しちゃって、意気込んだ決戦も横綱相撲に負けた感じです。
次巻でホラズムも息の根を止められるか。

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2023年06月02日

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ホラズム・シャー国との大戦の中で進む後継者たる息子たちの物語があり、なかなか濃い巻となった。チンギス・カン自身は歳をとって、戦ホリックみたいになってきて、ガンガン前線に飛び出しては、周囲からしたら老害レベルの行動をする。けど、その動きがあればこそ勝利があるのは間違いなく、後継者候補たちはますます親(祖父の場合もある)との差を感じる。今回はあまりメインどころが死ななかったから、次はそういうことになるのかな?

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2023年02月01日

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ホラムズ軍との決戦が始まる。
それぞれの思いを胸に戦う。登場人物は多いが、其々に個性的ななのでいずれかに共感できると思う。

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2022年12月27日

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