あらすじ
「黒猫が生き返った」という不可解なメモを遺し、ある小説家が死を遂げた。〈地獄代行業〉の西條皓と助手の青児は、真相を調査するために彼の館へ。かつて病院だった不気味な館には、小説家の親族と凛堂兄弟が待っていた。宿敵との不本意な合同捜査と、確執を抱えた親族たち。張り詰めた空気のまま迎えた夜、獣に喰い殺された死体が立て続けに見つかり――。闇に紛れて牙を剥く「黒猫」の正体は? 美少年探偵の妖怪事件簿、第6弾。
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Posted by ブクログ
付け合わせのポテトは大切ですよ。
人に見えてた人が一瞬と言っていいぐらいの隙に猫又になる。ただただ恐怖。
全員が貴方以外を殺すという言葉を信じてのこのことやって来て。ある意味それが最後の警告で。
白水さんが伊都さんにとって自分達全員が断罪されるべき悪と言ったのが悲しい。
棘さん、隠し部屋に入るの力業過ぎませんか。
やむなく別の手段をと言ってますけどそもそも探してないのでは。
一難去ってまた一難。落ち着く暇がない。
Posted by ブクログ
表紙の皓さんの表情・・ひょっとしてハリネズミ状態のお顔??めっちゃ可愛い。
莫大な遺産目当てで館に集まった親戚たちが殺されていく。
殺されたあとにその人の人生が回想されるもんだからなんだか切ない気持ちになる。
とはいえ金の為にいとこたちを殺す手伝いするからやっぱ金は人を変える。
自分は化け物だからと殺人を正当化しようとする者への本物の人外組からの言葉が容赦ない。
荊さんたちから見たらどうしようもない程人間なのよね。
お前は怪物じゃなくてただの人でなしって言葉はなかなか刺さりそう
Posted by ブクログ
猫がどうなるか気になったけど、ちゃんと最後まで生きていて可愛がってもらえる人に飼われることになって、猫好きとしては一番にほっとしたシーン。今回はまさかの荊が美味しいところを持っていく役。面白かった。
匿名
ちょっとこの巻は期待はずれでした。ポーの黒猫にちなんだ話という意味では悪くないかも知れませんがそれでもね…。でも本当に凛堂兄弟がかわいい。最高。キャラがよければいいかなっと。
Posted by ブクログ
エドガー・アラン・ポーの「黒猫」モチーフで楽しかったです。代行業の西條・青児バディと凛堂兄弟も揃い踏みですし小野篁さんもいる。。
今回も事件はごたごたした血縁関係と復讐でした。篁さんと西條くんはすんなりと解決しそうにないです。凛堂兄弟はちょっと雪解け。
溝呂木という小説家が元凶だったので、その流れで、中村明日美子「ウツボラ」も再読してしまいました。溝呂木先生。。
Posted by ブクログ
また棘さんがボロボロになっておられる。
それはさておき。
ミステリで使用されるトリックがこれでもかと盛り込まれたように感じた今回の事件。
最初は前回の続きから、どうしてこの話の流れにと戸惑いはしたが。
ページ数に対しての盛り込まれ方のコスパがいいというか。
一冊読んで数冊ミステリを読んだ、そんな感覚。
今回は紅子さんが同行していないので、篁さんが便利屋な立ち位置に。
この人の立ち位置を未だに把握しきれない……
そして大人しすぎて逆に心配になる荊さん。
最後にらしい見せ場はありました。
今回は凛堂兄弟の方に軍配かな。
皓たちは前回頑張りすぎてますし、バランスとしてはいいのかな。
個人的には少し物足りなかったけれども。
そして、相変わらず次回への引きがやばい。
絵面が強烈すぎて、危うく今回の事件のことが記憶から吹っ飛ぶところだった。
次回の話もやばそうだ。