あらすじ
「この帝位争奪戦を終わらせます」
兄皇子達の失点を好機と捉え、一気に勝負を仕掛ける帝国皇女ロウェルミナ。
しかし兄皇子の陣営には帝国士官学校時代の友人、グレンとストラングの姿があり、彼らもまた起死回生に打って出ようと試みる。
かくして政略と戦略が入り乱れ、各陣営が削り合う中、それに呼応してレベティア教と東レベティア教も動き出し、更にはウェインも舞台に介入すべく帝国へと踏み入ることで、いよいよ大陸東部の混迷は頂点を迎える。
ただ一つの至高の座に就くのは、果たして誰になるのか。吹き荒れる戦乱の嵐。
大陸の歴史を左右する転換点となる第十一弾!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感情タグBEST3
帝位争奪戦、決着!
一言でこの一冊の内容をまとめるとタイトルのようになります。
伏線は伏線で動いているようで、あまり考えていなかった戦いも起こりそうな流れになっています。
色々な世界情勢を一気にまとめ上げる方向でいくのか、一つ一つ解決していくのかと、ラスボス(的な存在)を誰にするかで物語が大きく変わりそう。
次巻以降も楽しみにしています。
Posted by ブクログ
今回はシリーズ最初から続いていた帝国後継争いの決着回。
主役はウェインと言うよりも彼の士官学校時代の友人たちだった。
まあ、圧倒的にロワ回と言っても良いわけだけど。
3人がそれぞれ別の陣営に属して死力を尽くす展開は力技あり、搦手あり、逆転逆転の展開で面白かった。
それでも結果は最初から予想した通りではあるのだけど。
まあ、そうなるよね(^^)
ウェイン等に関しては前巻から色々伏線が落とされていて、それらがいつ勃発するのか楽しみなところ。
次の巻はフラム問題なのかな? それとも…