あらすじ
ディメトリオ皇子とその家臣達は、会議の場で困惑していた。
(どうしてこいつがいるのだろう)
会議に参加しているナトラ王国王太子ウェインも思っていた。
(どうして俺がここにいるんだろう)
三皇子のいがみ合いで長らく膠着状態が続いてきた帝国の後継者争い。だが、長兄ディメトリオが戴冠式を強行するため兵を挙げたことで、状況は大きく動き始める。
ロウェルミナ皇女から協力要請を受けたウェインは帝国に向かうが、なぜか一番勝ち目が無さそうなディメトリオ派閥に参加する羽目に!?
「だが、最後に笑うのはこの俺だ」
謀略と戦乱が渦巻く第七巻!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感情タグBEST3
一息
南の海から帰って来たウェインに今度は帝国のロウェルミナからお誘いが。帝国の後継問題は一応落ち着き新たな局面へ。一方ウェインは次は西側へと落ち着く暇なし。次巻は何が起きるのか?
帝国内戦
帝国での王子達の謀略と立ち回りがぶつかり合い、最後どうなるか最後まで気が抜けない作品でした。
読むのを止められない!
次もどうなるか気になってしまいますね。
帝国で大暴れ
今回は帝国騒乱編です
第一皇子ディメトリオと第二皇子バルバドロッシュ
第三皇子マンフレッドの争いの渦中に土足でずかずか
踏み込み悪巧みをするウェインが爽快です
でも最後のフラーニャが兄が蹴落とした
ジリウスを自分の家臣に加えるのは
衝撃です人間関係って複雑だなぁ
Posted by ブクログ
今回は帝国の皇帝争い動乱回。
いつもながらウェインはその騒動に巻き込まれるわけだけど、まさか一番ダメそうな第一王子に図らずも付くことになるとはね。
まあ、貧乏くじだよなあ。
ただ今回は、ウェインの戦いと言うよりは三皇子とロウェルミナの戦いなので、今回の主人公はむしろ帝国にいるウェインの元級友たちだったね。
そこの駆け引きもなかなか面白かった。
それにしても、あの第一皇子が最後にやけにいいやつになっていたのは、このお話では珍しい展開だなあ。
大抵、悪いやつは悪いままいなくなることが多かったので。
さて、皇帝争いはロワが一歩リードしたようだけど、まだまだ決着はつかない。
これまた一騒動も二騒動もありそうだね。
その時ウェインはどう動くのか? 楽しみ。
あと、そろそろウェイン自身の戦いも見たい気がする。
今回は帝国のお話
相変わらずテンポ良く読めるし、一巻で区切ってくれるので満足できます。ただ、主人公が困ってからの大どんでん返しの毎回のやり方はこの作品の特徴だけど少し飽きてくるかな。好きな人は気にしないだろうけど。