あらすじ
ウルベスでの独断専行が家臣達の反感を買い、しばらく国内で大人しくすることにしたウェイン。
その矢先、大陸西部のデルーニオ王国より式典への招待が届き、妹のフラーニャを派遣することに。
しかしそこでフラーニャを待ち受けていたのは、数多の思惑が絡み合う国家間のパワーゲーム。
一方で国内に残ったウェインの下に、大陸東部にて皇子達の内乱が再燃という報せが届く。
「どうやら、東西で両面作戦になりそうだな」
グリュエール王の失脚。皇子達の陰謀。東レベティア教の進出。野心と野望が渦巻く大陸全土を舞台に、
北方の竜の兄妹がその器量を発揮する、弱小国家運営譚第十弾!
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Posted by ブクログ
シリーズも十巻目。
今回は言ってみればフラーニャ回だった。
いや、それにしてもフラーニャの成長がすごいなあ。眩しいぐらいだ。
ウェインとは根本的に違う、他者を助ける為に策を巡らせる姿勢は確かに王に相応しい。
シリジスが焚き付けるのも分かる。
ナトラにとって彼女の方が安心できる王様になれそうだ。
確かにウェインはナトラ一国に収まる器じゃないもんなあ。
竜とは言い得て妙だ。
彼なら大陸中と覇を競えるだろう。
さて、後書きにあるようにいよいよ大陸中を巻き込んで大きな騒動が持ち上がるらしい。
その中でのウェインとフラーニャの活躍を期待したい。