あらすじ
森の王の予言で『黒き災いの火が起こる』と語られた魔獣巣食う土地――〝鉄錆山脈〟。
その地について知るべくドワーフ達に会いに行くと二百年前の大乱の地獄を生き抜いたドワーフの元近衛・グレンディルの姿があった。彼の口から語られる〝くろがねの国〟の顛末――
それは、王と共に戦った者と、王命に従い生き抜いた者との物語だった。
そして帰途に就こうとしたウィルは街でドワーフの青年・ルゥと知り合う。
背を丸め、おどおどと過ごす姿に前世の自分を重ねたウィルはルゥを鍛えるべく、従士として雇い入れる提案をする。
応じる意思を示すルゥだったが、ドワーフ達は困惑するばかりで――。
「小説家になろう」発、王道ハイファンタジー、青年が〝まこと〟と勇気を奉げる第7巻!!
感情タグBEST3
匿名
弟子が出来ました
ドワーフのルゥがウィルの従士になり、ウィルは主人として、師匠として過ごす中でブラッドたちのことを思い出す。
ルゥが自身を取り戻しながら成長していく姿が輝かしいです。
ルゥ
ルゥに始まりルゥに終わった巻でした。
人物の描き方が深いですねぇ。
ルゥを通してウィルは前世の自分を思い出したり...あの時の自分に語ってるような台詞がとても沁みます。
レイストフさんはちょっとの出番で何か掻っ攫っていくカッコ良さ。
かと思えば、ウィルとネメルのそれぞれのシゴキ方に個性が出てていいなぁと思ったり。
どんどん先が読みたくなるけど、何度も読み返したくもなる作品です。
ドワーフ
ちょいちょい泣かせられる話を差し込むので、めちゃくちゃ感情が入り込みます。
小さいセリフにも重みを込められるので、精神的に為になります。
言葉の重みがよくわかる話ですね。
どんどん引き込まれる
新刊読んで、もう一度1巻から読み直す、を繰り返してます。
静かに、それでいて激しく胸を打つ作品。
今回も泣いたー!素敵な作品をありがとうございます!