あらすじ
龍神様に美味しいものを作って喜ばせたい…! 竜族の国エルマーンの六代目竜王ヨンワンのもとに、日本から降臨した運命の伴侶、龍聖。エルマーン王国の料理をもっと良くしたい龍聖は、日本料理の知識を生かして、愛するヨンワンのために美味しい料理を作ろうとする。一方、ヨンワンは長く関係が断絶していたエルフの王と邂逅する…! 世継ぎにも恵まれ、二人はますます夫婦の絆を深めていくが、ヨンワンが事故に遭い、意識不明のまま目覚めず…!? 人気サブキャラ・ラウシャンの誕生に至る物語!
《電子限定の書き下ろしショートも追加収録!》
感情タグBEST3
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1巻から順に読んでいるので、幸せな時代とあってもいつか不幸なことが起きるんじゃ無いかとドキドキしながら読みました。でも読み終わって安心しました。この時代はほんとに平和だ!最後の卵を育てきれなかった龍聖の気持ちは、同じ母として辛いなと同感できました。
先生が、キャラクターの心情を丁寧に書き切ってくださるので、毎回その時代を一緒に生きているかのように感じられます。ものすごく分厚い本なのに、電子書籍なのでそこを感じず、夢中でお話を追っていけます。そして読み終わってさみしくなりその他の本を再読してしまう。(笑)まだまだ龍聖達の世界に浸っていたくなります。
まだ発売されたばかりなのに、もう次作が楽しみです。
平和
毎度思うけれど世界観に圧倒されます
面白かったです
そして、忘れてた!
ラウシャン!彼の特別なところはこういうところから来てたのかー!
あと、たまごを産むことで聖魂が尽きるのが早まるとしたら11代目がすごいのね、と思ってしまいました、彼、めちゃめちゃ産んでましたよね、でも今回のこの理屈だと彼らの子供を下位のシーフォンと夫婦にするのは無理な気が、、、
気にしすぎ?
そこにつながるのかー!
作者が「この代は特に事件もなく甘い竜王と龍聖」と書いていたので、安心して読んでいたら……! ラウシャン!
たまごから孵った時から母の顔を知らずに育った竜王の気持ちは、実はラウシャンが1番理解出来たのかも知れない、とか。
あの暗黒の時代に、竜王が自分の魂精を与えて子を育てる決心をしたのは、父竜王が最期にしたことを聞き及んでいたからかも、とか。
連綿と続くエルマーンの人々の生き様が重なり合い響きあって展開するから、どの巻も分厚いのに夢中になって読んでしまいます!
シリーズものの醍醐味をこんなに感じさせてくれる本に出会えて幸せです。