あらすじ
大人気!! 宮廷ファンタジー!!
行方不明になったカミラの死を知ったアルナ。
カミラが遺した強くまぶしい想いを受け止め、E国王・アーサーの騎士として闘うことを決意する。
そして、野心に燃えるアンを抑えるため、第4王妃のクリスティナに接近したアルナ達。
しかし、彼女は天真爛漫な様子の裏に、美貌と知性で男を操る魔性の一面を持っていて…!?
苛烈な宮廷での闘い…そして、アーサーとの恋の行方は───…!?
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カミラの最期
カミラの最期が描かれていて少し泣けました。
カミラの兄が同じ顔のカミラをブスと言っているのに対し、カミラは、同じ顔なのにブスと言う男の厚かましさにあきれている姿に共感。男って自分の見た目を棚に上げて女の見た目を上から評価する人多いから。どうしようもない種類の男の気持ち悪さと情けなさを分析してて、カミラって頭のいい女性だったんだって思いながら笑いました。
!
色々な事が起こりどんどん話が動いていってめちゃくちゃ面白くなってきました!
私的にスミレは元の婚約者の所に戻ってほしかったけどそれも出来なさそうなのでどうにか幸せになって欲しいです。
クリスティーナアルナカミラアン
女の生き様が限られていた時代は
まぁ、こんなものだったのかもしれないなぁ
などと想い巡らしてしまう内容。
ロマノフ家か、ハプスブルク家か、
はたまた江戸の大奥の入り口か。
古今東西、女性の顔は朝昼晩と変わるもの。
それにしても不幸なカミラは頑張った。
ところで、2巻でアンがケイが成り代わってたアーサー王に挨拶をする場面で、「姉と昔は毎日のように遊んでもらいましたね。ケイ様、今はアーサー様とお呼びした方が?」と言った理由が5巻で判明。
ケイを知ってたワケね。
クリスティナは好きな男と引き離されて、どうでも良くなって誰とでも寝るようになってしまったのか?
類い稀な美貌と高い教養を兼ね備えているのに、それでも不自由だったのか…逆らえない結婚をさせられたことへの腹いせ?運命への復讐?
彼女も不幸そうだ。
歴史上、身分の高い者は結婚が自由ではなかった。でも庶民は税で苦しんでいた。
理想の社会とはどんな体制なのだろうか?
豊かな土地に万人が暮らし、愛と平和の中で創造的に全ての生き物たちと暮らせたら…ユートピア?
良い社会を創っていきたいものだなぁ。
それから、アルナは現代日本で有加利として生まれ変わったらしい…