あらすじ
激しい鍔迫り合いを見せる武田戦。
戦の流れは信長軍に味方し、ついに信玄は徳川軍に捕縛される。
信玄の最期の望み、それは「静子との対面」──。
甲斐の虎と呼ばれた武将は自身の終わりを目の前に静子に何を伝えるのか──?
「小説家になろう」発人気時代小説コミカライズ、三方ヶ原に紫雲たなびく第18巻!!
歴史タイムスリップもの、中でも織田信長との接触を中心にした作品はいくつかありますが、本作は新しい切り口から切り込む斬新さから、非常に読み応えのある作品です。
主人公の女子高生・静子が、農業から戦国の国をみるみる改善していく様に、爽快感が半端ないです。
個人的な推しポイントは、農業に関する現代知識を振りかざして村民に仕事をさせるのではなく、
自らが先陣を切って頭と身体をフルに使い、姿勢と結果で人を魅了する主人公・静子のリーダーシップ。
当然ですが、時代錯誤から「女に仕事ができるわけねえ!」といった心無い言葉が飛び交います。
そんな中でも老人や子供たちとも力を合わせながら、まさに地道な働きから実を結ぶまでの様、
男どもの見る目が変わり、徐々に頼られる描写は心がスっとします。
戦国、タイムスリップ、スカッとに興味のある方におすすめです。
感情タグBEST3
むぅ
目まぐるしく推移して行く戦国の世。
其処で我道を進む静子さん。
危険も有れど勇ましく。
そして足満さん、怖い(・・;