あらすじ
「結婚する?」私たちが欲しいものは目に見えない愛とか恋じゃない。確実な「何か」だ。望んだ岸に辿り着けることを信じてつき進んでいたはずの道――バランスを崩した水原の末路は意外なものだった。それはミナミや田中ミズホたちに衝撃を与え、渡辺も結婚を決意するが…。激動の第9巻!!
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「仕事は女を救わない」
オンナにとって仕事とは何だろうか。いつかは自分の家庭をもって子供を育てることがオンナの幸せだとするならば、生活に仕事が入り込んだオンナは不幸なのだろうか。
広告代理店で働く藤井ミナミは、27歳にして7年間つき合っていた彼氏に振られる。惰性で付き合っていたとしても、悲しいものは悲しい。傷ついた彼女に残されたものは、憧れを抱いて入社した会社での激務と新しい恋への可能性! 限られた人生で、彼女は一体何を選び、何を捨てるのだろうか。
仕事をどれだけ頑張っても男性にはなれず、仕事に入れ込めば入れ込むほどその溝は深まる。女性として扱ってくる社会と自分自身に刷り込まれた女性としての幸せへの希求は止まらない。何も間違っていないのに何も正しくもない。そんな気持ちを抱えながらもがく主人公に共感し、勇気をもらい、明日も頑張ろうと思える作品だ。
感情タグBEST3
女前です!!
私を強くしてくれたマンガです。
泣いたし笑ったし考えさせられました。
20代後半に差し掛かって
周りが結婚とかしていって
少し焦ったり
少し僻んだり
少し羨ましくなったけど。。。
仕事してる女は
カッコイイ!!!
20代になってこのマンガに出会えてよかった。
皆、男前じゃなく。。
女前!!!見事です!!
Posted by ブクログ
水原さんがとても気の毒だ。
なんとか立ち直れるような道筋はなかったのだろうか。
ミナミは駆けつけていただけに、
仕事に復帰してこのまま少しずつでも元気になってくれるのではと
思っていたのではないだろうか。
佐原さん、事前の色々なフリがなんだったのか
というくらい、良い男だ。
仕事の取材の結婚式場も、自分から行ってみる?と同行を提案する。
全くミナミとの未来を考えていなかったら、
一緒に住もうともそもそも言えないと思うし、
いくら取材でも周りから”そう”見られる
”そういった場所”に男の人が自分から行こうとはしないと思う。
それともまだ、どんでん返しが待っているのだろうか。
仕事ばかりのミナミに、「謝るな」とまた言ってくれる。
「結婚する?」と言ってくれたのには正直驚いた。
同棲を断られても気持ちを持ち続けてくれていたことが良いなと思う。
石田が結婚についてはまだ考えられない気持ちも
わからなくはない。彼の生き方ではそうだろう。
「じゃあ別れてください」と言える渡辺さんは賢いし強い。
田中さんがお見合いと言って、「それも有りなんだ」
と楽になる気持ちもよくわかる。
確かに惚れた女を亡くしている男というのは面倒ではある。
引きずって人間を撮影できなくなったカメラマン。
人の死に敏感だから、水原の死に同様しているミナミに
敏感に同調しているのだろうか。
とある恐怖をきっかけに道が曲がり
ずっと走っていけると思っていた道がどこにもないことに気が付き
できるだけ近いゴールを目指してハンドルを切り直す。
生きるというのは、切なく苦しいなと思う。
Posted by ブクログ
なぜか好きな作品。
ドラマを先に知ったけど、
それは気に入らなかったし、
絵の雰囲気も、苦手なタイプ。
ストーリーもちょっと暗いし。
仕事と恋愛にしか目がいかなくなっちゃいそうでいやだし。
登場人物のキャラもイマイチ掴めないし。
値段もちょっと高いし。涙
でも買っちゃう!
「戦う女」に火がつくのかな?
ん〜好きだ。
Posted by ブクログ
働きマンと同様、働く女子に読んでもらいたい本。20代後半以降の独身女子のお正月(お盆もかも?)の実家の居づらさとか、めっちゃよくわかります。なんで、親戚とか、親って、あんなめんどくさくなるんだろなあ。でも、最近、自分も「おせっかいおばちゃん」化してるような。結局、女子の生き方って、今は多様化してるけど、おっちゃん、おばちゃん世代の人たちの女子の生き方ってほぼ一つで、それからはみ出ると「変わった人」になっちゃうんだろうな。特に田舎とかだと。でも、女子内でも、独身、既婚子なし、既婚子持ちで全然生き方が変わっちゃうし、どう生きていけばいいかっていう規範があるようでないから、みんな迷いに迷ってて、お互いに責められてる風になっちゃってて・・・なんだか、生きづらいよな。ある意味、生き方が狭い方が楽なんじゃないのか。と思います。選べる自由があるということはそういうしんどさも引き受けなくちゃいけないってことなんだろうな。話がずれた。前も書いたけど、この本、あんな、中途半端なドラマになっちゃって、もったいない・・・でも、それで部数伸びたのかな?じゃ、いいか。