【感想・ネタバレ】サプリ 8巻のレビュー

あらすじ

「――もしかして、浮気?」仕事をする自分とそれを支える恋。2つのバランスが崩れた時、選ぶのは…? ミナミの同僚・水原には同棲中の彼氏がいた。しかし一向に働こうとしない彼に不信感を持ちはじめる。女の人生のプラスマイナスは男で決まるのか? 働くオンナのリアルストーリー、第8巻!

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「仕事は女を救わない」
オンナにとって仕事とは何だろうか。いつかは自分の家庭をもって子供を育てることがオンナの幸せだとするならば、生活に仕事が入り込んだオンナは不幸なのだろうか。
広告代理店で働く藤井ミナミは、27歳にして7年間つき合っていた彼氏に振られる。惰性で付き合っていたとしても、悲しいものは悲しい。傷ついた彼女に残されたものは、憧れを抱いて入社した会社での激務と新しい恋への可能性! 限られた人生で、彼女は一体何を選び、何を捨てるのだろうか。

仕事をどれだけ頑張っても男性にはなれず、仕事に入れ込めば入れ込むほどその溝は深まる。女性として扱ってくる社会と自分自身に刷り込まれた女性としての幸せへの希求は止まらない。何も間違っていないのに何も正しくもない。そんな気持ちを抱えながらもがく主人公に共感し、勇気をもらい、明日も頑張ろうと思える作品だ。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「仕事と恋愛のバランスが崩れた時、29歳ジョシは何をしてる場合なんだろう。 」
年齢関係なく、刺さるセリフ。ワタシは何をしてる場合なんだろう。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

佐原さんが思ったより曲者な感じがなくて、
一緒に暮らそうと言ってくるところも良かった。
それをミナミが断ってしまってちょっとドキドキ。
柚木さんに話したようなことを、佐原さんにも説明しないとすれ違ってしまいそうで不安になる。
佐原さんは中々純情で、本当に大型犬のようなところがある。

待ってくれていた佐原さんに抱きついたミナミが
「助かった」「なんでわかったの?」
と言うのは、佐原さんにとっては唐突な言葉だろうに
「そりゃよかった」
「俺はいつもすごい男だぜ」と返すのが良い。
”この人の言葉の単純明快さは私を救う”
という気持ち、とてもよくわかる。

浮気されて、悲しいとかさびしいとかより
許せないって感情の方が大きくて問い質せない
というのも、なんだかわかる気がする。

折角温泉に行こうと言っていたのだし、
男がくだらないプライドを捨てて最初からミナミの話を聞いてくれていればこんなことにはならなかったのに
「とりあえず」「おまえの言ってた方向性なんだし」
で当たり前のように土曜日を潰されるのは不愉快だ。
自分だったら「先約があるので無理」って言うと思う。

仕事と恋愛のバランスが狂う。
男だってそういうときはありそうなのに、女が不自由に見えるのは
結婚したらやめるんでしょとか、結婚できないから居座ってるんでしょとか
そういった周囲の偏見のせいなのだろうか。

石田は悪気がなくて、本当に心から励ましているつもりなのだろうけれど
現実は「社員とか派遣とか関係ない」ことはないし
「目標があればそれに向かってやることをやるだけ」
では済まないし
キャリアアップに失敗したり仕事がなくなって食えなくなっても
「応援する」は言葉だけで、実質的に助けてくれるわけではないのだ。
一応デートなのにと不満げなのに、
石田が「一緒に海入ったから楽しくて疲れた」と言うだけで
嬉しくなってしまうのが可愛い。

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2021年03月14日

Posted by ブクログ

線がとても丁寧で、そして色っぽい絵柄だなと思います。

柚木さんとコーエツさんは丸く収まったというのでしょうか?
ドキドキハラハラでなかなかページを繰れませんでした。

ミズホ女史のかっこよさは健在です。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

この人のちょっと執念まで感じさせる緻密な絵柄が好きだなあ。今回の内容も働く女子にはしょっぱくていいなあ。みんな我慢したり、がんばったりして、仕事して、恋してるんだよね。しかし、駄目男にはまってるときって、どうしてその駄目っぷりが見えなくて、変に執着したりするんだろう。過去の自分を思い出して謎だった。

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2011年09月12日

Posted by ブクログ

「表現」の世界に生きる人は、どこかで常に「承認」を求めている。認められたい、必要とされたい、選ばれたい…。それを一番求めやすく頼ってしまうのがパートナー。でも、それが両方だった場合は? 受け入れるコーエツ、耐えるサハラ、逃げる水原の彼…それぞれの対応はパートナーにどんな想いをもたらすのか。クライマックスまであと2巻。着地点が気になります。本編がしんどさを増す中、イシダと渡辺を描くスピンオフは一服の清涼剤。

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2021年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新キャラ水原登場。彼氏の開業資金に700万円…マズいでそれは…

しかもカレシにかける言葉がビミョー…
「今日もね プロダクションの社長にすごいですねーって言われちゃった 女なのに現場仕切って遅くまで働いて…って 当たり前のことしてるだけなのにね」
働いてない相手にそれ言うか?カレシ自身が水原のヒモで構わないと思っているとしても…いい気はしないと思うんですが…

巻末に渡辺×イシダ。ただ愚痴りたいだけの女子に正論吐いたらいかんで>イシダ

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2011年09月19日

Posted by ブクログ

結局自分はふつーの女子なんやと気づいた。
これに共感しまくる。

巻末のW×Iが秀逸!わかりすぎて切ない!!

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2009年10月07日

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