あらすじ
新橋のボロビルの地下にひっそり存在する、幽冥推進課。地縛霊を説得して成仏させるという業務にも慣れてきた夕霞。地縛霊の噂が観光名所の集客の妨げになっているので何とかしてほしいと依頼を受ける。現地へ赴いて老女の霊を確認したものの、調査の結果、彼女は「幽冥推進課の業務範囲外」だと上司に言われてしまい……。人々の遺した想いと向き合う、笑えて泣ける心霊お仕事小説第2弾!
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火車は、人の葬送に対する恐れから生み出された妖怪で、恐れなくなって、元々有った虎の身体が、猫のように小さくなって、今にも消えそうとは……夕霞が、さぞかし悲しむだろうなと思うと、心が沈む。