あらすじ
幽冥推進課が「消滅」し、無職になってしまった夕霞。同僚の妖怪たちとも連絡が取れない中、藁にも縋る思いでもう一人の臨時職員・橋姫の元に向かうが、彼女宛の書類で幽冥推進課が正式に廃止されたと知る。気持ちを切り替えようと転職活動を始めた夕霞だったが、その最中に職員として最後に担当した事件の関係者が自殺したというニュースを目にする。再就職か事件の決着か? 夕霞は葛藤しながらも最強最悪の「死神」と対峙することに――!? この国に暮らす人々が遺した想いを描くお仕事コメディ、堂々完結!
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Posted by ブクログ
完結!
こうまでなっても、すんなり正社員とはいかないところが、なかなか世知辛い笑
最終巻で、今まで関わった人たちが手を差し伸べてくれる展開は、王道だけどやっぱり胸アツです。
それにしても不動産会社の第六感鋭い会長さん気になるなぁ。
Posted by ブクログ
死神案件
幽冥界
船幽霊:水難事故による亡者が悪霊と化したもの。 柄杓を欲しがり、そのまま与えるとその柄杓で海水をくみ上げて船を沈めてしまう。
詮ない(せんない):何かをしても報いられない
分水嶺:物事の方向性が決まる分かれ目の例え
シリーズ通して良かった。
★5でもいいくらい。
Posted by ブクログ
このシリーズには毎回泣かされる。現代社会の理想と現実ので狭間でもがく主人公にヤキモキさせられながら、到底自分には出来そうもない猪突猛進的な行動力やお節介に尊敬の念を覚えていました。前巻からの流れでどうなる事かと思ってましたがなんとか元鞘に収まったようでなによりです。
完結っぽいですが、その後の物語を読めたらいいなぁ。
Posted by ブクログ
シリーズ最終巻。
幽冥推進課が突然消えてしまうと言う前巻の衝撃のラストを受けて、茫然自失の夕霞だが、地縛霊絡みの出来事があると、もはや業務ではないのだけど自然と心が身体が動いてしまう。
そして前巻から続く悲惨な事案をそれこそ放っておけなくて、就職の話も断って駆け付けてしまう。
それだけこの仕事が好きで、相手に寄り添っていたと言う事なのだろう。
そんな夕霞だからこそ、相手も動かされるのだよなあ。
最後はいろんな意味で大団円だった。
このシリーズは題材的に時に辛い話や思わず涙してしまうお話しもあったけど、最後にはほっこりと優しくなるお話が多かった。
シリーズを通して楽しませてもらった。
ありがとうございました。
Posted by ブクログ
最終巻。前巻までに匂わせていた幽冥推進課の消滅と、取り残された夕霞の奮闘が描かれます。そして最後の案件は死神案件。
色々丸く収めつつ、次につなげた感じかな。もしかすると新シリーズもあるのかも。
Posted by ブクログ
シリーズ完結編。
職場が消えた?誰とも連絡が取れず、ヤサグレモードで就活に
戻ったが前職の話を聞かれて、守秘義務が重くのしかかり・・・
一章 自動運転は、児童を見守る緑のおばさんにも反応しますか?
二章 就職戦線、怪異なし。
三章 死神を、お迎えに上がりましょう!
エピローグ、あるいはプロローグ。
完結編らしい、色んなものを背負いこんでしまう夕霞の
体当たりの行動が、時にウルっとさせて、時に恐ろしく
そして笑ってしまうという、最後まで楽しいシリーズでした。
現実問題を織り交ぜて、本当に勉強になりました。
国交省の書店で売れているってのも、納得です。
Posted by ブクログ
シリーズ完。
いろいろ無理があったけど、
橋とか道とかの地縛霊さんは面白かったかな。
やっぱ国土交通省国土政策局だからね。
その切り口を続けていってほしいかったけど。。。
お疲れさまでした。