あらすじ
新橋のボロビルの地下にひっそり存在する、幽冥推進課。地縛霊を説得して成仏させるという業務にも慣れてきた夕霞。地縛霊の噂が観光名所の集客の妨げになっているので何とかしてほしいと依頼を受ける。現地へ赴いて老女の霊を確認したものの、調査の結果、彼女は「幽冥推進課の業務範囲外」だと上司に言われてしまい……。人々の遺した想いと向き合う、笑えて泣ける心霊お仕事小説第2弾!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
心優しい主人公であるため自分から難しい案件に取り組もうとするが、なかなか1人では上手くいかずに精神的に辛くなるときもある。3人の職場仲間に助けられながら成長していく物語。
Posted by ブクログ
オッパショ石、生き霊
稲荷 稲を荷う
何もできないと思うからこそ、何かができるようになるためもがくのだ。できないことが無力なのではなく、足掻き苦しみながらもできることを探さないのが無力なのだ。
Posted by ブクログ
地縛霊さんを説得してあの世へ送る国土交通省臨時職員の女性が主人公のシリーズ2巻目。
前巻でグッと来たけど今巻もまた泣きそうになった。
今回は地縛霊だけでなく生き霊やお稲荷さんへと対象が広がってその分、物語にも広がりが出た。
基本ハッピーエンドなエピソードの中で二話目の結末が心に刺さる。
夕霞の対応が違っていたら親子は笑って別れられたのだろうか? うーん、難しいなあ。
それでも悩んだ彼女が成長し前向きに歩み出せたのは良かった。
さて気になるのはネコちゃんだけどきっと良い結末が待っていると信じている。
Posted by ブクログ
主人公の夕霞はどんどん成長していっています。一巻の最後に不穏な空気を残していたので心配でしたが、今回も火車先輩が心配です。思いが少ないと消えてしまうという考え方は多いですが、やはり辛いものがありますね。日本古来のものをもう少しだけ大事に出来たらな…と思った二巻でした。
Posted by ブクログ
2作目もなかなかの力作。
臨時職員とはいえ、3か月でここまで成長するのは、実際にはあり得ないような気もするけど、それを差し引いてもかなり胸にぐっときた。
母子の重い話だけど一気読み。
火車先輩、どうなっちゃう!?
自作を読むのが辛い。
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾。
一章 おんぶに抱っこは、ほどほどに。
二章 正しい休暇の過ごし方。
三章 道路のお稲荷さん。
幕間 お稲荷様と辻神課長との、不吉な会話・・・
解説が!!国土交通省国土政策局長 野村正史!
本物来たぁ~!!
国土交通省内の書店で、ランキング1位だったそうですよ。
笑いあり、涙あり、想いと勢いだけでは解決できない、
母と子の心が絡んだ問題。
良かれと思って取った行動が予想外の結末に。
凹む夕霞だが、脇を支える妖怪たちが頼もしい。
そして猫型の火車先輩の様子が心配です。
Posted by ブクログ
夕霞の同僚の火車が夕霞のことを「この世の枠組みから弾かれた死者の思いや願いを、まるで自分のことのように捉え背負ってしまう。ペース配分なんぞ考えもしないあのバカは、いつだって全力疾走が過ぎる」とのたまうのだが、今回も生霊や地縛霊、お稲荷さんのために、目の下に隈を作りまくって、しゃかりきになって頑張るのだ。どれも感動的に終わるのがいいね。だが、その先輩の妖怪火車の命はあとわずかで尽きようとしているらしい。さて、悲しいことになって仕舞うね。ところで、お稲荷さんの姿として狐が出てきたけど、狐はお稲荷さんのお使いであって、お稲荷さん自身ではないよね。