あらすじ
国土交通省「幽冥推進課」――国土開発の妨げになっている地縛霊などを立ち退かせる、不思議な部署。自分以外は全員妖怪、という環境のなか、臨時採用職員として日々奮闘中の夕霞。バイパス候補地に現れる地縛霊の説得に赴くことになった夕霞だが、その土地の問題は、地縛霊の存在だけでなく……。笑えて泣ける心霊お仕事コメディ第4弾!!
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Posted by ブクログ
今回も職務内容の難しさに葛藤する主人公。きっと大丈夫だと分かってても、やはり読んでいるときは「どうなるのか?」とドキドキする。
勝手ながら地縛霊と聞くと、"面倒くさそう"というのが正直な気持ち。何か未練があってあの世に行けていないということだからね。
でも今回の地縛霊はみんないい人だったように思う。こんなに生きている人を思って住み着いている地縛霊もいるんだ、と考えが覆された。
4巻目ということで、初めの頃のように上司からの助言があまりなくても解決できるようになってきたが、今後はどうなっていくのか期待。
Posted by ブクログ
逆柱:構造物の柱を一本だけ逆向きに建てることであえて施工ミスの箇所を作り、いつまでも建物が完成しない状態にする古い呪い
屋敷墓:遺骨や死体を埋葬する埋め墓と違い、身近に置いて常に手を合わせる詣り墓
三年坂
人と会うときは、これが最後なるかもしれないと、いつだってそんな覚悟で本当は接するべき
あなたも自分の子を持つ日がくれば親の気持ちがわかります
Posted by ブクログ
うん、今回もいいお話だった。
今回は前巻とは異なり、出て来る地縛霊たちがみんな良い人ばかりだった。
最初の案件の解決方法二は笑った。
そりゃ反則だろう^^
でもまあ、今までこういうのなかったから、たまにはいいかも。
あとの二つのお話はさしずめ「死ねばいいのに」がキーワード。
使われ方は全然違うけど、どちらのお話も感動的で、最後は温かい気持ちにさせられた。
それにしても『恋する幽霊』はずるいなあ。
それだけで別のお話が書けそうだ^^
さて、裏では夕霞の職場にとんでもない危機が訪れているようで、次巻はそのお話になるのかな?
Posted by ブクログ
シリーズ第4弾。
未練を遺して国土に不法逗留している地縛霊様を
幽冥界にご案内する業務。それが幽冥推進課のお仕事。
今日も今日とて様々な未練に夕霞が飛び込みます!
一章 ちゃんともらってくださいね?
二章 死ねばいいのに・・・?
三章 坂の上にも三年。
幕間 幽冥推進課の存続に関わる危険な会話・・・
このシリーズは、空き家とか空き地の所有者を巡る
普段気にかけていない法律を分かり易く小出しにしてくれる。
何気に勉強になるわぁ。
拝啓、牛様。かねてよりお慕い申しております。
特にあなたのバラとかロースの辺りが、私は大好きです。
Posted by ブクログ
相続放棄地の問題は大きな問題なんだと、改めて解決困難だと痛感した。
解決方法に至っては、かなり力技ではあったが。。
幽冥推進課の今後はまだ解決されず。