あらすじ
ベストセラーシリーズ、堂々完結。
父が遺してくれた海が見える家が台風により被災後、追い打ちをかけるようにコロナが蔓延してしまう。思うように日常生活をとりもどせない文哉は、農業の師である幸吉がビワ畑で倒れていたあの日に思いを馳せる日々を送っていた。心配する和海のすすめもあり、文哉は旅に出ることにした。向かったのは、幸吉の親友、イノシシの罠猟の達人である市蔵の暮らす集落。山に入り自然薯を掘ったり、斧で薪を割ったり、自然に抱かれて過ごすうちに、文哉は求めていた自分なりの答えを見いだしていく。そして、新たな決意を胸に抱く! ベストセラーシリーズ、堂々完結。
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Posted by ブクログ
「自分の土地を持て」という師の言葉を胸に、自分自身を見つめる旅に出る主人公。牧歌的な描写だが、軽トラで下道を何時間もかけて、新たな師を求めて、深い山岳地帯に分け入っていく、アドベンチャー感のある展開だった。
確かに、村落からも隔離された場所からは、房総の別荘地も「都会」であることは納得。「スーパーマーケットては季節を感じることが出来ない」という言葉も印象的だった。自分で食糧を調達するときは、当然季節のモノしか手に入らない。自然の摂理に従って生きるという選択をした覚悟の力強さを感じた。
そして、主人公が人生のパートナーとして選んだ相手は、、、そりゃそうなるよね(笑)
亡き親の意思が結びつけたご縁に感謝ですね。「親のおかげで生きている」という感覚は、解釈の幅はあるものの、感謝すべき素晴らしいことです。
Posted by ブクログ
緒方文哉
大学を卒業し就職したが、一ヶ月で退職。父が急死し、残してくれた海が見える家に住む。別荘や空き家の管理をする株式会社南房総リゾートサービスを興した。
寺島
テラさん。別荘の住人。経営していた会社を息子に任せ、悠々自適な生活を送っている。
凪子
和海の姪っ子。亡くなった夕子のひとり娘。海辺の漂流物を素材にしたクラフトを雑貨屋で売っている。
坂田和海
カズさん。芳雄の死を文哉に報せててくれた恩人。地元で便利屋を営む。四十歳をすぎた独身。ベテランサーファー。
東
別荘の住人。別荘が台風により損傷し、コロナの影響で別荘に来れないことから、別荘を売りに出すことを決断した。
都倉
文哉の大学時代の知人。東京で雑貨の営業を依頼している。
川上美晴
文哉の元彼女。
宏美
文哉の三歳上の姉。離婚した母のマンションで暮らしていたが、南房総に戻ってきた。
秀次
潜水漁師をやっているベテラン漁師。
狩野市蔵
老猟師。幸吉の古くからの知り合い。
山野井彰男
中瀬の親戚の長男。ビワ農家のひとり息子。ビワの葉染め、ビワの葉茶、ビワジャムを雑貨屋で売っている。
幸吉
自分の畑で倒れて亡くなった。偏屈で愛想はないが、野菜づくりだけは上手い。
中瀬祐二
南房総の住人。元町内会長。
安原敏幸
幸吉の長男。
栄子
中瀬の妻。婦人会のリーダー。
忠男
彰男の父。
イト
文哉が市蔵の家に向かう時に里芋を渡した。帰りには柿を渡す。
緒方芳雄
文哉の父。千葉県南房総で田舎暮らしをしていたが、還暦を前に急死。
夕子
凪子の母で和海の姉。離婚して南房総に戻って来て、しばらくして海で亡くなった。芳雄の若かりし頃の恋人。
Posted by ブクログ
1〜3までが結構好きだったから最後のストーリーは別れ、別れ、別れのような感じで悲しかった
それが文哉の成長になると思いつつ、、寂しい、、
個人的に和海がとても好きだったので和海の話ももっと見たかったなという気持ち