【感想・ネタバレ】本所おけら長屋(十一)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

定番の☆5つ

今回はラストの、らくがきが一番印象に残った。
必殺技の鉄斎先生が活躍する話なのだが、鉄斎先生に頼らず、さいごのけじめは自分でつけようとする八五郎の姿がカッコ良かった。小細工を弄せない不器用な八五郎が、直球勝負で体当たり。最終的に鉄斎先生の出番となるも、鉄斎先生も直球勝負にでる。

慮や気配りってのは、人間関係の潤滑油として大事なものだけど、不器用でそいうことが苦手な人にとっても、生きやすい世の中っていいよな、と思う。

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2020年02月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 畠山健二 著「本所おけら長屋(十一)」、2018.8発行、こまいぬ、といちて、ぬけがら、えんがわ、らくがきの5話、泣き笑いの傑作シリーズです。「こまいぬ」と「といちて」秀逸です。「ぬけがら」お栄と松吉、お満と万造、開けっ広げでお節介で間抜けで、人のためなら無茶もするが、いざ自分のことになると及び腰w。そして、粋で情け深くて深みのあるお染。秀逸の3乗ですw。「えんがわ」と「らくがき」は連作・短編です。左官職人八五郎の独壇場と言っていいかもしれません。長屋のサポートは必要ですが(^-^)秀逸の5乗でしょう!
 畠山健二「本所おけら長屋(十一)」、2018.8発行、再読、5話。松吉とお栄、万造とお満、鉄斎とお染、結ばれる日はいつw。松吉のミーちゃんがいなくなって大変な話ではありました。「ぬけがら」。「えんがわ」と「らくがき」は連作。泣けます。八五郎と多吉、お小夜と多吉、沢山の登場人物一人一人に。
 畠山健二「本所おけら長屋」(十一)、2018.8発行、再読。こまいぬ、といちて、ぬけがら、えんがわ、らくがき の5話。泣き笑いの名作。猫のミーちゃんがいなくなり尋ね猫の張り紙を居酒屋「三祐」のお栄に渡す松吉。万造と聖庵堂の女先生お満の掛け合いを楽しそうに眺めるお染と鉄斎。この3組は結ばれるのかw。混ぜっ返しに参入するのは八五郎。八五郎とお里夫婦はいつもいい役割、存在感が光ります。「ぬけがら」は特に秀逸。「えんがわ」と「らくがき」は連作です。

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2018年08月30日

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