【感想・ネタバレ】本所おけら長屋(三)のレビュー

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ネタバレ

三巻目ともなると、こちらまでおけら長屋色に染まってくるような感じ。
どの話もよかったが、最後の「てておや」にはほろりとさせられた。
父と娘の情を取り持つ長屋の面々。
こちらまですっかりお仲間気分。

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2022年08月17日

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ネタバレ

シリーズ第3弾。
お節介と人情で名高い「おけら長屋」。
今回も長屋のみんなの仲の良さにほっこりした。
いつも長屋に騒動を持ち込む万造・松吉コンビ。
けれど『ふろしき』の万松コンビは見直した。
久蔵・お梅夫婦に生まれた亀吉の誕生祝いとして持ってきた味のある平仮名の手紙。
色も柄も違う端切れを持ち寄り、縫い合わせて作った愛情たっぷりの亀吉専用の布団。
相変わらず泣かせるじゃあないか。
そして、家族のため出世しようと仕事に打ち込む久蔵に向かって「お梅ちゃんと亀吉の側にいてやれ」と優しく諭す万造には感動。
万松コンビも成長したな、と感心しきりの回だった。

『てておや』のお満。
聖庵先生の弟子として初登場した彼女が、これから長屋の住人達(特に万造)とどんな感じで絡んでくるのか楽しみ。
「医者にとって大切なのは、病よりも人の心を診ることだ」
お満に向けた聖庵先生の言葉は、今コロナで右往左往している私の心にも響いた。

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2020年05月21日

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ネタバレ

シリーズ、第1巻第2巻そして第3巻。
ますますパワーアップする長屋の面々!
人情話もただ泣かせるだけじゃない。
クスリ、ワッハッハ。。。
笑いの絶えない丁々発止の会話は特筆。

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2020年11月12日

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ネタバレ

安定の本所おけら長屋シリーズ

江戸市井人情噺。目新しさも奇抜さもないが、ちょっと笑えてちょっとホロっときて、間違いなく心がホッコりできる安心感。

宇江左真理作品群より、もっともっとマンネリ感にあふれていて、最早小説というより落語の文章化である。でもこれが読みたい年齢…というか生き方になってきたということ。

「てておや」もいいが「ふろしき」がちょっとだけビター利かせていいぞ!

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2019年06月30日

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恐れ入谷の鬼子母神 びっくり下谷の広徳寺 (^-^) 畠山健二さんの「本所おけら長屋(三)」、2014.9発行、5話が収録されています。この本が手元にあるときは、未読の本が何冊机上・本棚にあろうとも、この本を差し置いて他の本は絶対に読めないですね(^-^) 「こばなれ」「てておや」、特に絶品でした!
畠山健二さんの「本所おけら長屋」シリーズ、何度読んでも面白いです。今回は第3巻を再読しました。うたかた、こばなれ、あいえん、ふろしき、てておや の5話。今回は八五郎、お里、お糸の一家が大活躍。特に、お里がいい味わいです(^-^)
 畠山健二「本所おけら長屋(三)」、2014.9発行、再読。うたかた、こばなれ、あいえん、ふろしき、てておや の5話。「こばなれ」と「てておや」が秀逸。

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2018年01月08日

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「おけら長屋」入居希望者、続出!?個性あふれる登場人物、粋なオチが癖になる~左官の八五郎が兄弟弟子の為と端唄を習うことにしたのは女師匠が粋だから。でも突然姿を消した。親方の引退祝いに唄を披露しようとして、鉄斎の知り合いの知り合いに話を付けたが、一人で行くのは恥ずかしく、魚辰を巻き込んだ。辰は知り合いが引き取ったお歌にのぼせ上がっているのだ。辰は筋が良く、万松が余計な気を回して、気持ちを伝えさせるが、破落戸に絡まれている場面は本当に目の前で起こったことだった。お歌は辰から勇気を貰ったという。鉄斎が短期間剣術指南を務めていた黒岩藩の小身武士の妻が息子への剣術指南を申し出てきた。父親にはその気がなく、息子も父親に連れて行かれた寄席で咄家になる夢を抱いている。母親に息子の落語を聞かせるしかない。八五郎の娘お糸が縫い物をしていると男女の似顔絵と男から女への手紙が出て来た。出所を探る内、捻挫したお糸を助け、謎を解いたのは、八五郎の親方の養子・文七だった。お梅に男児が生まれ亀吉と名付けられたが、久蔵は北陸の大藩が求めている跡継ぎ誕生の祝いの品を考案し、競争相手の手の内を知ろうとして、相手の風呂敷に手を掛けて見つかってしまい、自分の愚かさに気付く。大家の徳兵衛に薬種問屋の宗右衛門という友ができた。宗右衛門は跳ね返りの娘が石になると云っているのに手を焼いている。相州藤沢から徳兵衛が父親か確かめたいお孝がやってくる。島田が間に入ると、徳兵衛も認めた。孫娘までいることに喜んだ徳兵衛は木田屋宗右衛門と聖庵先生の手伝いを始めたお満を万松の手引きで徳兵衛の仮病で遭わせる~ようやく気がついたのだけど、再販売しようとしてカバーが二重になっている。上に掛かったカバーの絵が可愛らしいからね。云うてみれば頭の天辺まで隠れる腰巻きだ。下に隠された人のイラストをなかったことにはできないからね。徳兵衛とお孝の件は良かったね。これで、スポットが当たっていない登場人物は畳職人の喜四郎・お奈津の二人だぁ

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2017年08月09日

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