あらすじ
両親の遺した定食屋・てしをやが大繁盛! 新たなバイトも雇い、やる気満々の高坂哲史のもとに、未練を抱えた魂たちも神様に導かれてやってくる。大切な人を失い、一筋縄ではいかない人たちの心をつなぐのは、死者たちの力を借りて哲史が作った温かな料理。エスニックな親子丼、特製ソースが決め手のアジフライ、お手製のふりかけ……。ところが、定食屋の繁盛はトラブルまでも引き寄せてしまい――? 作って食べたら心がつながる、号泣必至のハートフルストーリー第四弾。
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Posted by ブクログ
今回もまた、素敵なお話が詰まっていました。
この作品を読んで涙しない人はいるでしょうか。
きっと現実には起きえない(と思う)、死者が生者と料理を通じて心を交わすという物語。
起きないことは理解していても、それが一度でも実現できたらと願うのは、きっと自分だけではないと思っています。
次作にも期待しています。
Posted by ブクログ
言ってしまえば、よくあるハートウォーミングストーリーなんだけど、この人の描く人物は、みんな体温を感じると言うか、しっとりさせるだけじゃないものがあって、そこがとても好き。
どのお話もうるうるしながら読んでしまって甲乙つけがたいんだけど、志穂の「全部話して。言い訳こそを聞きたいの」「私たちに、許させてよ」の言葉が本当に好き。
こういう言葉に出会いたくて、本を読んでいるような気がしてくる。
Posted by ブクログ
このシリーズは安定の面白さで、四作目も心にしみる話が詰まっていた
特に「アジフライ」の話が好きだったし
最後の話は、神様からの魂が関連しなかったのは意外性もあり良かった
Posted by ブクログ
「会いに行くのは勇気がいるし、踏み込むのは怖いけど、天国に話しかけに行くのに比べたら簡単」
両親を突然亡くしたしほちゃんの言葉だからこそ響いた。
Posted by ブクログ
最新刊、このあとがないとなると、読むペースが速くなる。最後の皿は神様が出ずに話が展開するとは。亡くなった人とのかかわりに後悔するなら、生きているうちに直接会って言葉をかわす!確かに、そうだ。さっと目に浮かぶ二人に連絡を取ってみよう。
この話、この四冊、人生で大切なものは何か、考えさせてもらった。親子、兄弟、職場など。小説だから、心に残り、心を動かされたようだ。
Posted by ブクログ
パターン化されたシリーズだが、対象がバラエティーに富んでいるので飽きさせず、面白い。現代の神様との付き合い方、人の世の慌ただしさと神様のゆるやかでおおらかな采配のギャップが良い。
Posted by ブクログ
ちょっぴり笑えて、ちょっぴり泣ける作品。
そのちょっぴりは物足りないという意味ではなく、ほんのり温かい満足感を与えてくれる。
自分の本当の気持ちを伝えることの大切さを教えてくれる作品。伝えることで心で深く繋がれる。そんな存在がいてくれることのありがたさを感じられる。
Posted by ブクログ
人って一筋縄ではいかないなぁ
って思う
出てる顔と本心が違っちゃうことなんて
わんさかあるけど、段々辛くなっちゃう
こともあるしね
生きるのって大変だよね
でも人とかかわれるなら大丈夫、って思うな(*^^*)
ほんとこの兄妹好き
Posted by ブクログ
シリーズ第4弾。
ハレとケ、日常と非日常。
普段は何気なく過ごす日常のありがたさを再確認させられる。SNSの怖さも(笑)
このシリーズを読むと、無性にチキン南蛮が食べたくなる
Posted by ブクログ
今の時代はやっぱりSNSだよね
盛れる、映える写真載せてってこぞってやるよね
でもそれは偽りの情報なのかもしれないって事は常に考えなきゃダメだよね
まさに一緒に働いてた良い子が誤情報を流してバズらせてるなんて信じられないよね
でも兄妹でちゃんと話し合って小春ちゃんの為に動いたのは良い事