あらすじ
高坂哲史が両親の遺した定食屋を継いで一年。定食屋をやっていくことにも、神様に魂を憑依させられることにもすっかり慣れてきた哲史は、今日も未練を抱えた魂の料理作りを手伝っていく。肉じゃがになりたいカレー、おばさんののり弁、ちょっぴり苦い焼き秋刀魚……。ところがそんな哲史のもとに、「定食屋なんてやめろ」と祖父が乗り込んできて――。どの料理にも大切な人への想いと物語があふれている、感涙のハートフルストーリー第三弾。
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定食屋さんの第3弾。亡くなった人たちの魂が望むのは、今を生きる人たちの幸せ。淡々と、粛々と、願いを引き合わせる神さまに、さすが、神さまたる所以を感じるのでした。自然と涙があふれてくる、温かな一冊。
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このシリーズはどのお話も、心を優しく撫でてくれるような感覚になる。
自分もいつかこの世を去った後に、大切に想っていた誰かに言葉を伝えられたらと思う。
なお余談ではあるが、この第三巻には、これまでになかったあとがきが添えられている。
それを読んで驚いたのだが、これまでの二巻は重版もかからず忘れ去られようとしていたところ、SNSなどで話題になることが増え、この第三巻が刊行されたということ。
まだまだあまり話題に挙がらず、人目に触れずに消えてしまう良作があるのだと思うと複雑な気持ちになる。
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神様が酒好きで、哲史の相談になんだかんだ言いながらのってくれるところや、いろいろな人間模様がみれてとてもよかった。
今回はてしおやを継いで1年になるタイミングでじいちゃんがでてきてハラハラさせられたけどみんないい人ばかりですね。
予期せず亡くなった人が憑依と言う形でも想い人の所にきてくれるとうれしいですね。
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続編嬉しい。そして面白い。
不器用で素直に悲しむこともできないじーちゃんとかほんと涙腺ゆるむから。
結局いやなやつが全然出てこないのもいい。あーこころがあったまった。
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兄妹で「てしおや」を継いだ2人におじいちゃんが会いに来て定食屋を辞めて正社員にと迫ります。今回の話の中で小さな甥とお弁当屋の叔母さんののり弁の話が癒されました。続編を期待してます。
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まさかまさかの閉店?!
中学生ののり弁や秋刀魚、メンチカツ等色々あったけど、衝撃的な閉店疑惑
しかもお兄ちゃん知らなかった!!
って言っても閉店しません!!一周年記念宴会をおじいちゃんに見せ付けてやる!!って話しだっただけで一安心
無事閉店はしないで二人でお店を続けて行くし、常連さんも今まで通り通ってくれるし一安心だよね~
それだけ愛されてる「てしをや」素敵だわ
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第三弾。
お茶目でかつ有能(失礼?)な神様が、大好き。
そして、仕事だけでなく自分たちのプライベートも、人生を一歩一歩進んでいく定食屋兄妹どちらも愛おしい。
大事な、今はもう会えない人の暖かい想いを食事にして体に取り込んで、糧にして生き続けるそれぞれの未来を応援したくなる。
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今回もあたたかいストーリーだった。自分が想ってる事、他者が想ってる事。
日頃から伝えて合えたらいいけど、実際は難しい。
自分の事を優先してしまうから、相手に優しくできなかったり、想い違いが起きたり。
そんな想いを食を通して届けるストーリーが優しい気持ちにしてくれました。
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デトックスじゃないですが御涙頂戴を期待して読んでしまったので、1,2巻よりはそんなに感動しませんでした。(この3巻を刊行するまでに間があったみたいなのでそれも原因?)
最終話のようなキリのいい終わり方でしたが、まだもっといろんな魂と遺された人たちの話を聞きたいな、と思いました。もし4巻が出るなら読みます。
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3巻目!泣ける~~
おじいちゃんのところ泣いた~~
電車の中で読むの危険!垂れ流して読んでたw
個人的にはもう少し恋愛のお話と神様との絡みが欲しかったかなー
良いね
良いね。良いね。てしをやは、親は居なくなったけれど、兄妹二人で、これからも、続く。人の縁と味覚を繋ぎながら….….苦しみも悲しみも乗り越えて、美味しいものを提供していく。神様に、見守られながら。
Posted by ブクログ
シリーズ第3弾
今回は特に若くして亡くなった話が多く感じる。
若いからこそ、残したい・伝えたい何かがあるのかもしれないが、辛い。
佐賀の祖父との話を読むと、生きている人にこそ伝えなければならないということを痛感する
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②を読み終えて、③と④をいっしょに買ってきた。話の流れを水戸黄門に喩えていたが、入り方が異なる皿があり、流れがわかるまでにもやっと読み進めることがあった。大きな流れの中で、店の存続が話題になり興味を持ちはじめると、読むスピードが速まり、読破を迎えた。兄弟の性格の違いが流れを右へ左へと曲げていくところ、④を楽しみに表紙をめくりました。
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軽く読めて、ほろりと泣ける作風は変わらず。今回は若くして亡くなった話が多くて、ちょっと辛い。まあ実話では無いからそこまで察しなくてもいいんだけどね。
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23/11/14〜11/16
audible
お弁当の話よかった
ゆっくり噛み締めて質問の答えをくれるのかわいいな
でも小さな子が死んでしまう話は辛い
死者の悩みを聞くシリーズなので、毎回遺していく人遺された人の辛さを読むことになるのが、ちょっとしんどく感じた
そういう意味では最後の話は生きているおじいちゃんとのやりとりなのでよかった
Posted by ブクログ
読みやすいので、一気に読んでしまった。
定食屋を続けると決めた哲史とこれから先の話。
最後には神様に頼らずに自分で歩きだして、これからも「てしをや」は続いていくのだろうということが見えた。
好きな感じの終わり方でした。
Posted by ブクログ
3巻はunlimited対象外で"一皿目"を試し読みしたら続きが気になって仕方なくなり即最寄りの書店へ!本作も温かな料理を挟んで交わされる想いは優しさが至る所に散りばめられていて心に沁みた。神様格好良かったな〜。ほっこり系、グルメ好きさんにおすすめ。