あらすじ
真夜中に開店する不思議なパン屋「ブランジェリークレバヤシ」。 希実の母・律子の死から五年の月日が経ち、暮林や弘基の周辺には様々な変化の波が訪れていた。 それは、常連客である斑目やソフィアやこだま、美作親子や多賀田たちにとっても同様だった。 そしてもちろん、希実にとっても……。 「まよパン」シリーズ、ついに完結!!
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Posted by ブクログ
こだまに泣かされた
以上、読中。
読後ですが、少しネタバレかもですが、
誰もが、どこか自分を重ねられそうな、いくつもの「弱さ」と、
支え合いというのか、優しさというのか、そういうものが、
あふれるほどじゃないけど、舞台上に示されて、
静かに終幕。
Posted by ブクログ
最終巻。
さみしい。
あれから5年後、のお話。
一巻の最初を振り返ると、希実はたくさんの人を巻き込んで、みんなと一歩一歩成長してきたんだね。
それぞれが悩んで奮闘して、今があるんだね。
そして、これからも続いていく。
最後は、クレさんと少年の新たな出会いで締めくくり。
このシリーズらしい終わりだな。
Posted by ブクログ
班目、ソフィア、希実、弘基といった登場人物が、それぞれ自分の居場所を得て、幸せになっていく感じがあって、ほっとしてこのシリーズを読み終えられる感じがした。パンに関する話がほとんど出なくなってしまったのは残念。誰かが困ったら、ブランジェリー暮林に仲間が集まってきっと助け合うんだろうな、血はつながっていなくても家族なんだなあと思わされるお話でした。みんな幸せになってほしい!
Posted by ブクログ
ついに『まよパン』完結。
前作から5年後の「ブランジェリークレバヤシ」では──
ハワイ、フランス、シンガポール──
マタニティブルーあり、引きこもりあり、思わず笑っちゃう人質事件あり、
ムズムズしちゃう恋のお話もあり♪
そしてまさか、まさかの新展開!
なんとあの班目氏が結婚!(それはそれでおめでとう♪なんだけど、彼にはずっとひとりを謳歌する変人でいてほしかったような気も…笑)
それに、あの美作医師がパンを捏ねる日がやってくるとはね~と、しみじみ。
弘基の作る見事なパンはもちろんだけど、
暮林の作る少し不格好なパンも食べてみたい。
それぞれに味があって、どちらもホンワカおいしいんだろうなぁ。
美和子が真夜中にパン屋さんを開いた理由って、
「暮林と同じ時間で一緒に生きていたかったから?」なんて、
かつての希なら、そんなことは思いもしなかっただろうと…
前の巻が、かなり辛い事実が明らかになる長編で重かったんですが、
今回それぞれの道を歩き出した姿を見ることができて、ホッと本を閉じました。
皆こうして折り合いを付けながら進んでいくんですね。
そう簡単に心の闇や傷は消えるものではないだろうし…
ここにいていいんだと思える安心できる居場所がある。
それが一番幸せなことなんですよね。
今、シリーズ全巻を前に置いて、あらためて時の流れを感じています。
気づかないうちに、自分の周りも少しずつ何かが変化していたのだということも…。
この本を読むと、必ずと言っていいほどパン屋さんに直行したっけ。
この巻の時は、メロンパンを買いました♪
焼きたてのパンの匂い、それだけで幸せ~と満足しながら、
「桜の花びらをつかまえることができると幸せになれる。」と知って、
つかまえたい!と思う欲深さ(笑)
ちなみに最近知ったんですが、ドラマのソフィア役がムロツヨシさんだったなんて!
NHKさん、続編作って欲しいなぁ。
Posted by ブクログ
これで、シリーズもやっと完結だゎー。
最後の1冊は、のっけから、あまりに隔世の感のある事態から始まり。(斑目氏にもうそこそこ大きな子どもがいたり。)1冊飛ばしてしまったか?!と思ったほど(笑)。
こういうお話の最後のエピローグ部分で、登場人物たちのその後を描くパターンはよくあるけど、まさかの、最後丸々1冊がそのパターンとは。なかなかレアね。
前巻で予感はしてたけど、結局、本当の父バレてるしな。あんな騒動して命かけて必死になっても、結局、バレるものはバレる。けど、まぁ、そのみんなの真剣な騒動と優しさがあったから、最終的な帰る場所が形成されたわけで、そういう意味ではよかったんだけどね。
最後の終わり方は分かるようで分からなかったけど(暮林さんの心情を解説する必要はあったのか??どんな人でも完璧ではなく、何らかの不足を抱えて生きてあて、それでもいい世界が描けるよとか言いたかった??)暮林さんは、結局、どんどん人を救っていくのでしょうねぇ。