【感想・ネタバレ】スーパーカブ 4【電子特別版】のレビュー

あらすじ

卒業も近づく高校3年生の冬。年末年始のイベントに浮き立つ世間をよそに、小熊はひとり、冬休みを迎えようとしていた。「やっぱり、私にはカブしか無いのかもしれない」そんな折、小熊をヘッドハンティングしたいというバイク便会社の社長・浮谷が現れ、新たなバイトを始めることに。敏腕経営者とは思えない、どこか子どもっぽい浮谷。個性の違う同僚ライダーたち。大晦日の夜に出くわした、幽霊のような少女・史。馴染みのバイク解体屋で起こる、予想外のメロドラマ──両親も友達も趣味も、何も無かった。そんな小熊にカブがもたらした、人とのつながり。【書き下ろしショートストーリー「ライディングウェア」を収録した、電子特別版】

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ホンダのオートバイ・スーパーカブを題材とした友情・青春ストーリー!

親なし友達なし、ついでに趣味もなし。
ないないづくしの女子高生・小熊の日常はスーパーカブとの出会いによって変化する!


小熊の生活はすぐにカブを中心としたものとなり、それは彼女に様々なものをもたらした。

運転免許を取得し、公道を走るとことで社会の一員であることを自覚する小熊。
教員の紹介でバイクを使うアルバイト(労働)を経験する小熊。
ガス欠・タイヤのパンク、天候や季節への対応などなどを経験する小熊。
そしてカブをきっかけに、次第に同年代の女の子たちとの関係を構築していく小熊。

超遠距離ツーリング・バイクで登山など、ちょっとした冒険もあり。

これは何もなかった少女が、素晴らしい日常を手に入れる物語だ。
読後はきっとスーパーカブに乗ってみたくなるはず。

(ちなみにバイク整備の様子はとても詳細に描かれ、著者の並々ならぬカブ愛が満載となっている。)

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ネタバレはありません。

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