あらすじ
案外、この世界も悪いもんじゃないって、りん、君はしっているかい――? 祖父の訃報を聞いてかけつけた、ダイキチが出会った見知らぬ女の子、りん。小さな彼女はなんと祖父の隠し子!! りんと暮らすことを決意したダイキチの手さぐりの子育てがいま始まる――! 6歳児と独身30男が繰り広げる、なごみ系ちぐはぐ☆LIFE、第1巻!!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
物語は主人公のダイキチ・30歳がじいさんの葬式に出る所から始まります。
じいさんの家に行くとそこには6歳の女の子がおり、実はその女の子は
79歳のじいさんが愛人の間に儲けた子である事が判明。
事情が事情なので親戚一同に冷たくあしらわれ、引き取り手も無く
心を閉ざしかけたその子にダイキチが手を差し伸べ二人暮らしを始める。
というのが導入部。
りん(女の子)はただ少しだけ周りの環境が特殊なだけで自身は何も悪くないのに
もう少しで不幸のどん底に落ちていたと思うと心が痛みます。
そんな境遇なので、とにかく幸せになってもらいたい!
というのが読者が抱く共通の心情だと思いたい。
1巻から4巻まではりんとダイキチの不慣れな生活編。
5巻からは一気に10年の時が過ぎ、
りんは16歳の高校生、ダイキチは40歳のおっさんへと成長。
りんが実の母親探しを始めたり、ダイキチの恋の成就を見守る青春(?)編。
10年間でダイキチは変化無しですがりんは芯の強い子に育ちました(笑
成長過程も勿論ですが、二人の日々の暮らしを見守る事が醍醐味だと思います。
Posted by ブクログ
線が太くて、一本一本の線が主張していて、いい絵だな、と思う。
もちろんストーリーもいいんだけど、読み進めるほどに切なくなりそうだな。
Posted by ブクログ
三十路の独身一人暮らし男がある日突然、親戚の小さな女のコを引き取って育てることになり、発熱歯磨き入学手続き諸々、初めての「親」に奔走する涙、涙の物語。特に独身男性にとってはポロリと来るエピソードがてんこ盛りです。
が!
あのラストは、ちょっとないかな〜。
いやいや日本人は歴史的にあのラストが…紫の上ラストが好きなのは知っている。
けど、あれはコウキ君のお母さんとくっつくところだろ〜。
大人の恋愛ならではの逡巡からの諦め、このままでいましょう、は苦々しくも納得できるんだけど、禁断の果実の方向性に行ってしまったのが残念…
小学生編(〜4巻)までは、1コマ見た瞬間に唐突に涙がこみ上げてくる傑作だったのに、、、、、。
匿名
ふたりぐらし
祖父の訃報を聞きつけたダイキチは彼の家に赴いたところ庭先に見知らぬ女の子がいた。
妹の娘、つまり姪っ子である麗奈かと思った彼女は実は祖父の隠し子だった。
その存在を知り葬儀もそこそこに隠し子であるりんをどうするかという話になった家族たち。
しかしその話し合いは実際は誰にりんを押し付けるかというものだった。
話合いがヒートアップしていけば当然りんに聞こえてしまっている。
自分のことを快く思わない親戚を前に淡々としてる彼女を見るに見かねてダイキチは自分が彼女を引き取るという話を持ち出して話し合いを終了させた。
そのまま祖父の家に泊まり今後の生活をどうするか考えるダイキチ。
着るものや布団などをそろえるが保育園をどうすればいいか悩み……。
突拍子のない展開だけど人生においてまったくそういう可能性がないかと言われればそうでもないのである意味リアルだった。