【感想・ネタバレ】レイリ 1のレビュー

戦国時代、勝者の裏に必ずいる敗者の物語

武田軍が織田・徳川連合軍に、こっぴどく負ける長篠の戦の後、落ち武者狩りに巻き込まれた農家の娘・レイリ。武田家の岡部丹波守に助けられたレイリは、強く逞しくも”死にたがり”のイカれた少女へと成長する。そして、長篠の後の武田家とその時代の中でレイリの運命が動き出す。

今川軍として桶狭間の戦に、武田軍として長篠の戦で敗れた岡部、そしてこの時代の武田家と、歴史の流れの中での敗軍と位置付けられている彼ら。その敗者たちを『寄生獣』や『ヒストリエ』の岩明先生原作で送る今作。レイリの成長と家中の策謀、織田・徳川との関係とが上手く絡まり、テンポよく、さらに作画の室井先生が描くバトルシーンのスピード感と全体的な間の取り方も相まって、最高の没入感を与えてくれる。

この期間の武田家を取り上げる作品も珍しく、新鮮味を感じられるのも注目ポイント!

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購入済み

これは名作

2021年10月22日

「寄生獣」や「ヒストリエ」でお馴染みの岩明均原作の作品。
1巻から6巻まで一気に読んでしまいました。
購入して損はない作品。

なかなか出ない「ヒストリエ」の新刊も期待しています。

#切ない #感動する #深い

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購入済み

これは名作

2023年12月25日

武田勝頼の影武者とか、歴史好きならどう考えても悲劇にしかならない話なんだけど、読み終わったあとはとても清々しい気持ちになります
全6巻
この漫画の織田信長がめっちゃ怖くて、あらゆる作品の織田信長の中でいちばん好きです

#切ない #感動する #カッコいい

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原作者が寄生獣の岩明均さん

2020年01月03日

寄生獣を読んだときの衝撃は忘れられない。忙しさに紛れ、暫く漫画から遠ざかっていたが、たまたま無料版でレイリの原作者が岩明均さんと知り、興奮を覚えた。画は違えども岩明さんの世界観を存分に表現されている作品である。

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無料版購入済み

期待したい

2021年10月20日

ご存知、カルト的人気を誇る「寄生獣」の作者岩明均が原作の作品。

なぜ本人が描かないのか?とは思ったが、あの人の絵は殺伐とした戦国時代にはミスマッチ。
決してうまいとは言えないが、独特の味のある今の室井大資の方が良い雰囲気を出しているように思える。

まだ1巻しか読んでいないが、長篠の戦い...続きを読むで負けた後の武田氏にスポットを当てた作品らしい。
「ありきたりの戦国史」ではないという点で興味深い。

思えば、岩明均は寄生獣でも後半、パラサイト側の心理にもスポットを当てていた。
それと同じように、歴史の主役となった人々の反対側に位置する人物達に注目した作品ということだろうか?

ただ、主人公が女性と言うのは、マンガ的読みやすさではアリだが、リアルな物語としてはやや拍子抜け。
ここは実在の人物にして欲しかったと思う。


1巻巻末の岩明均のコメントが面白い。
当初主人公候補だった2人とは誰なのだろう?

個人的には、高天神城の守将として名が出ていた横田甚五郎(横田尹松)と、1巻から実際に登場した土屋惣三(土屋昌恒)ではないかと思った。
横田尹松は武田氏滅亡後に徳川に仕え、後に江戸幕府で5000石の大身旗本となり、4代のちには9500石取りの旗本最高位に上り詰めている。
土屋昌恒は、こののち物語にも登場する息子土屋平三郎(土屋忠直)が後に上総久留里2万石の藩主となっている。

武田遺臣の出世頭と言えば、後に豊前国小倉藩主となる府中小笠原氏が一番だろうが、この一族は長篠の戦いの時点で既に武田氏の元を離れている。
また、徳川秀忠の子である保科正之が家督を継ぎ、会津藩祖となる保科氏はそれ以上の出世と言えるが、これは家光の異母弟でもある正之が秀忠の時代に養子として継いだからであり、戦国時代において出世したとは言い難い。

こういう所を色々想像するのも、また楽しい。

#カッコいい #感動する #深い

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Posted by ブクログ 2023年08月18日

時代と場面で読ませる物語。
抗えない流れの中で、どこへ向かうか。どんな感情が描かれるのか。

2023.08.18完読
信勝の人に対する眼差し。将として背負うもの。
失敗し、傷つき、悩んだ人にこそできること、を信じること。
レイリの成長。

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Posted by ブクログ 2017年02月12日

岩明均&室井大資。どちらも好きな漫画家さん。そして岩明均の時代劇短編集は傑作です。期待が高まりますね。
物語はまだ序章なのでまだ何とも言えませんが。
でも作画はもっと頑張れ。立ち合いのシーンが剣術じゃなくてチャンバラになってる。迫力が足りない。銃撃戦はもっと格好良く描いていたと思うんだけどなぁ。

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Posted by ブクログ 2016年12月19日

セリフ、文字少な目で、絵でしっかり読ませてくれるマンガは貴重。ペンタッチがいくつかの作家さんに似ているようにも見える。それがいいのかどうかは、まだわからない。

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Posted by ブクログ 2022年09月04日

剣の腕は随一、恩人のために盾となって死ぬと公言する死にたがりの少女レイリの戦国物語第一巻。

かつて落ち武者狩りに巻き込まれて家族を失ったレイリは、命を救われた武田方の岡部丹波守の下でひたすらに剣の腕を磨いていた。そこへ丹波守を訪ねて一人の使者が。。。

本巻は物語の序章として、レイリの剣の強さと死...続きを読むにたがりの姿、その背景となる過去の惨劇の描写が中心。しょっぱなから重めの話だけれど、ここからの展開に期待。

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Posted by ブクログ 2019年07月15日

天正7年1579年からの歴史漫画。

目の前で家族が切られて首を落とされた。
少女レイリはなぜあんなに腕がたつのか。
まだ謎。

あぁ、戦国の世に生まれなくて幸い。

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Posted by ブクログ 2019年06月23日

一巻目はね、だいぶきつい。。
重い内容。

うーんと思って止まってたけど、
2巻目読みだしたら止まらなくなった。

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