【感想・ネタバレ】レイリ 2のレビュー

戦国時代、勝者の裏に必ずいる敗者の物語

武田軍が織田・徳川連合軍に、こっぴどく負ける長篠の戦の後、落ち武者狩りに巻き込まれた農家の娘・レイリ。武田家の岡部丹波守に助けられたレイリは、強く逞しくも”死にたがり”のイカれた少女へと成長する。そして、長篠の後の武田家とその時代の中でレイリの運命が動き出す。

今川軍として桶狭間の戦に、武田軍として長篠の戦で敗れた岡部、そしてこの時代の武田家と、歴史の流れの中での敗軍と位置付けられている彼ら。その敗者たちを『寄生獣』や『ヒストリエ』の岩明先生原作で送る今作。レイリの成長と家中の策謀、織田・徳川との関係とが上手く絡まり、テンポよく、さらに作画の室井先生が描くバトルシーンのスピード感と全体的な間の取り方も相まって、最高の没入感を与えてくれる。

この期間の武田家を取り上げる作品も珍しく、新鮮味を感じられるのも注目ポイント!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

剣の腕は随一だが死にたがりの少女レイリの戦国物語第二巻。

甲府からの使者、土屋惣三に導かれ岡部丹波守のもとから旅立つレイリ。甲府での新しい役目は意外なものだった。。。

前巻から引き続き丹波守がカッコいい。レイリの夢の描写もシュールでいい。硬くて重めの話を基礎におき、信勝がらみでコミカルな要素が入ってくるバランスも良。

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2022年09月04日

Posted by ブクログ

レイリの潔い死にたがりぶりが…言葉は悪いが心地いい。湿り気を感じないのは、コミカライズ担当の作家のカラーが出ているからじゃないか、と言う気がする。

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2017年11月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

丹波守さんの誠実さ故の別れがメッチャつらかったけど勝頼の話からまた楽しくて楽しくて。大河ドラマを見ているような気分だった

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2016年11月27日

Posted by ブクログ

今のところ、死にたがりモノの狂気としてはよくある範疇に思える。
まさか、途中で生きる理由を見つけて生きようと思って誰かのために戦って帰る場所を見つけて死ぬパターンにはならないよう願います。

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2016年12月20日

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