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ドロドロとしてきました。不義の子の誕生、やっと打ち解けた正妻との間の、初めて我が子と呼べる子の誕生と妻の死。生き霊となってしまった愛人などなど、昼の連ドラでやりそうな愛憎劇。時を超え、多くの女性の心を鷲掴みにしてきたこの作品、愛が重くて私には息苦しい。故に源氏を「推し」から省こうとする防御力が働いて...続きを読むしまいます。関わったら夢子さんになってしまう。危険な書物です。
愛する人は数知れず。しかし光源氏が求める愛は見つからず愛に餓えていてかわいそう。
藤壺を超える女性はなかなかいないだろう。
義理の母が懐妊、
それは光源氏が父を裏切った証。
不義の子だった。
さらに光源氏の妻が子を宿す。
今回はドロドロした話だった。
源氏をおにいさまと呼ぶほどにまだ幼い紫の上。藤壺の宮には若宮が誕生。葵の上にも若君誕生。六条の御息所は生き霊となり…。それぞれの女性の生き方が描かれています。
Posted by ブクログ 2020年02月16日
原作の光源氏はストーリーだけ追っているとなかなか好きになれませんが、大和和紀さんの描く源氏は、優しさも品の良さも男っぽい意地の悪さも備えていてなかなか魅力的に写ります。
末摘花に続いて、源の内侍の話。色物続きです。
「源氏物語」の凄まじさは、こうした脇役たちまで個性的で、笑い者にばかりせず、なんら...続きを読むかの愛嬌を持たせているところだと思います。
有名な車争いの場面は、大学の時に読んだときは何も感じませんでしたが、高貴な年上女性である葵の上と六条御息所にそれぞれ感じ入るものがありました。
葵の上が光源氏と素直に接することができた場面で感動し、恋の鬼とかした自分を抑えきれないために、嫉妬し、傷つき、年を取る自分に不安を抱える六条御息所に共感する、そんな自分がいました。
六条御息所は女性人気が高い、そのわけがわかる。
大人になったんだな、私。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
言わずと知れた名作中の名作。少女漫画という手法を用いた『源氏物語』の入門書であり解説書です。『源氏物語』のことを全然理解していなかった僕も、本書のおかげで少しは理解できるようになりました。ただし、今だに登場人物の区別が大変…。光源氏の殿上人っぷりが凄まじいです。
高校受験や大学受験の際、古文のお...続きを読む供になっていた人も多いでしょう。今年はちょうど連載開始から30周年です。