【感想・ネタバレ】源氏物語 あさきゆめみし 完全版（１０）のレビュー

大和和紀

薫（かおる）に愛されながら匂（におう）の宮（みや）を慕ってしまう。彼は姉の夫なのに。薫と匂の宮を虜（とりこ）にした宇治（うじ）の姉妹には、もうひとりの妹・浮舟（うきふね）がいた。亡き恋人の代わりとして薫に愛される浮舟だったが、一度だけ会った匂の宮との、情熱的なひと時に心をかき乱されていた。彼女の心が激しく揺れる……。“大和源氏”完全版、完結巻！ 書き下ろしエッセイ８ページも収録!!

[ブクログ · ★★★★★]

言わずと知れた名作中の名作。少女漫画という手法を用いた『源氏物語』の入門書であり解説書です。『源氏物語』のことを全然理解していなかった僕も、本書のおかげで少しは理解できるようになりました。ただし、今だに登場人物の区別が大変…。光源氏の殿上人っぷりが凄まじいです。

高校受験や大学受験の際、古文のお供になっていた人も多いでしょう。今年はちょうど連載開始から30周年です。

[ブクログ · ★★★★☆]

高校時代に途中まで読んだことがあったが
すっかり忘れていました。それにしても
恋多き男性であります・・。

ところどころ原文で読んだ箇所が出てきて
懐かしかった。それにしても雅な時代であります。

紫の上が当時としては、待つ身だけの、男性に頼るだけの
女性の幸せを考える件がありビックリした。
これは原著通りなかの、大和和紀さんのオリジナルなのか・・。