あらすじ
悪逆の会津藩主・加藤明成とその配下である会津七本槍に、一族一党を惨殺された堀の女たち七人は、仇を討つべく、柳生十兵衛三厳を復讐の指南役として迎えた。十兵衛は「女たちが命と操(みさお)を捨てる」ことを前提に、その役を引き受け、女七人を七本槍に相対さすべく稽古を始める。ひとりひとりが凄腕の七本槍。倒すには奇策をもって当たるしかない――。天才剣士・柳生十兵衛は女たちの細腕にいかなる力を吹き込むのか!?
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Posted by ブクログ
時は徳川三代将軍・家光の時代。暗愚な主君に愛想を尽かし、一族を引き連れて会津を出奔した家老・堀主水。怒りに燃える主君・加藤明成は、「会津七本槍」に堀一族の女どもを虐殺させる。家光の姉・千姫の助けにより生き残った女七人は、剣豪・柳生十兵衛を師として、会津七本槍への復讐に挑む!
――山田風太郎原作「柳生忍法帖」がヴィジュアルとして甦る!
Posted by ブクログ
うーん、山田風太郎が、この十兵衛の3部作を続き物ととらえていたかどうかはあやしいのですが、この物語の十兵衛は、「魔界転生」や、「柳生十兵衛死す」に比べると、たしかに若い感じがあります。
とくに、わざわざ困難なことにこそ、首をつっこみたがるところとか。