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Posted by ブクログ
いやあ、なかなか感動的だった。
特にラストのコルとルティアの対決に心高ぶった。
王国でのお話がしばらく続いてたわけだけど、今回はついに舞台は大きく動いて大陸側の大学都市。
香辛料でも行かなかったさらに南の地だった。
そこでミューリが初めて出会う仲間の狼の化身。
その時の互いの驚きようが可笑しかった。
そして賢者の狼と名乗るルティアがその由来話として北の地にいる伝説の狼の話を語るところでなんとも胸が一杯になった。
シリーズを長く読んできた者として、ここはニヤッとするところなのだろうけど、自分はそれ以上にうるっと来てしまった。
逆にミューリ達がその狼のことをルティアに明かさなかったことは少し意外に思った。
今巻では珍しく怒られてべそをかくミューリが見れてそれはそれでかわいい(バカ)
そしてラストのルティアとコルとの対決は、さすが子供の頃から狼と暮らしているコルがこう言う場面では珍しく一枚上手だったなあ。
それにしても北の地のことを最後までルティアに話さなかったのはあくまでこのお話は狼と羊皮紙で香辛料ではないと言う事なのかな
この先、教会の公会議へ向けてまた大きな問題が待ち受けていそうで、次巻も待ち遠しい