あらすじ
夏休み前の学校。 小林のようすが少しおかしい。 よく聞くと、小林のおばあちゃんが入院しているという。 元たちがお見舞いにいくと、おばあちゃんから「昔、よく母親が歌ってくれた歌をどうしても思い出したい」と聞かされる。 その願いをかなえようと考えた夢羽は、元たちとともに、そのヒントを探しにおばあちゃんの家がある海辺の町へと出かけた……。
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Posted by ブクログ
瑠香を除くイツメンが、小林の祖母の思い出の品を冒険しながら探す物語だった。
太平洋戦争前後の生活が所々記載してあり、その頃をタイムスリップしたような感じになった。
後半、少しヒヤッとしたが、ハッピーエンドになってよかった。
ムーが泣いて、とても驚いた。
Posted by ブクログ
“「よけいなことした……」
「え?」
聞き返してみると、彼女はもう一度、今度ははっきりと言った。
「わたし、よけいなことした」
「よけいなことって?」
夢羽は立ち上がり、元を見た。
元はハッと胸をつかまれたような感じがした。夢羽の大きな目が涙にぬれていたからだ。
「桂ばあちゃん……言ってたんだ。『これだけ思い出せたら、いつお迎えが来ても心残りはない』って。だから、あの歌は見つけないほうがよかったんだ」
元はその言葉を聞いたとたん、頭のなかがまっ白になった。
そして、気づけば夢羽の両肩をゆすっていた。”[P.188]
27巻目。
泣く夢羽に元と同じくどきっとしたり。